登山初心者 1年目の失敗と対策

登山を始めて4年目になりました。最近はテントを背負った縦走をするなど、私の山行スタイルも変化してきました。

山登りをしていると失敗がつきものですが、山登り1年目にした失敗をご紹介します。

これから登山を始めようとしている方や、始めたばかりの方の参考になればと思います

【まとめ】失敗と対策

最初に私の登山一年目の失敗とその対策を手短に紹介します。

ハイペースすぎる(こむら返り・ヒザ痛) ⇒他人と会話できるペースで歩く ⇒山用の歩き方を学ぶ

飲用水が尽きる ⇒余裕を持った水を持つ 浄水器を持つ

下山時に日が落ちかけている ⇒朝一から登って15時には下山する ⇒明るいヘッドライトを持参する

登山後にケアをしない(翌日眠い) ⇒下山直後にアミノ酸をとる

他人に登山計画を丸投げ ⇒計画に目を通して自分に無理がないか確認 ⇒明るいヘッドライトを持参する

予定ルートから外れる ⇒現在地の確認を習慣化する

足の指が靴に当たって痛い ⇒きちんとしたショップで靴を買う

 

ハイペース・歩き方を意識しない

息切れ全開の上り

登山し始めの頃はハイペースになりがちです。

私の場合は、登山をし始めた頃の筑波山でハイペースに登りすぎ、こむら返り(ふくらはぎが攣る)を起こしました。

こむら返りを起こすと、その後30分くらいは歩行に支障が出ますし、その後も足の痛みが継続します。

 

【対策】は、肩が動くような呼吸のペースで登らないこと。

他人と会話できる位のペース(心拍数)が理想とされています。

こむら返りにはスポーツ飲料など電解質を含んだドリンクを飲むことも有効です。

八ヶ岳連峰 硫黄岳 上るペースは人それぞれ

 

ピョンピョン爆速下り

初心者は下りもハイペースになりがちです。「上り」ほど心肺への負担が少ないため、街中を走るようなペースで降りてしまうのです。

私の場合ヒザの痛みに苦しみました。ヒザ痛がつらいのは 治りが遅いことです。

私は以前 北海道の大雪山に行った際、コースタイムの50%で下山をしました。地面にある岩に着地するようにして、ステップするように下山したのです。

大雪山 跳ぶように下ったことを後日後悔することに…

 

その後、徐々にヒザの痛みがではじめ、治るのに一週間もかかりました。 今考えてもゾッとします。なぜあんな下り方をしたのかと…。

 

すぐできる【対策】は山の歩き方を学ぶことです。「ドスン!」という足音のするような下り方はNGです。

また山に何度も登って筋力をつける事 体重を落とすことも有効です。

トレッキングポールや膝サポーターの導入はその後でもよいのではないかと思います。

 

下山後に体のケアをしない

こちらはもともと運動習慣のあるかなど個人によりますが、私はまだ山登りの身体が出来ていない、山登り数回目に起こりました。

その日は日曜日の青梅(御岳山→日出山)でしたが、先のハイペース上り下りも重なって、下山後かなり疲労感が強くグッタリした状態でした。

その後、帰り際に温泉には寄ったものの、それ以外特に何もせず月曜日を迎えます。

筋肉痛が来るのは想定していましたが、問題は日中眠くて眠くて仕事にならなかった事です。

結局この状態は水曜日の朝まで続きました。夜もグッスリ寝ているにもかかわらず、日中眠いのです。そして筋肉痛の回復と共に、日中の眠気もなくなっていきました。

 

当時は山登りのペース配分が出来ておらず、終始ハイペース気味であったことが一番の要因ですが、【対策】としては下山後の早い段階(30分以内)でアミノ酸をとる事 で解決しました。

下記のアミノプロテインはこの事件以降、お守りを持つように必ず携行し、下山後に体に重い疲れを感じるときは飲むようにしています。

色々な味がありますが、レモン味が一番マシです。

1スティック100円位ですが、翌日以降への影響を考えるとアミノ酸系サプリを持参し、下山後速やかに摂取することをオススメします。

飲用水がなくなる

水をどれくらい飲むかは個人差がありますが、私は結構ガブガブ飲むタイプの人間です。

以前、埼玉の武甲山に登っていた時にそれは起こりました。

今思えば、この時も上りがハイペースすぎて無駄に水を消費していたと思います。

地図上で水場(自然から湧き出る水)がある事は知っていたのですが、この時は当てにしていたその水場が枯れていました。

何とか下山はできたものの、下山時には所持していた水は空っぽになり、飲み水がまったくない事の恐怖を感じました。

人は食べなくても何週間か生きていられますが、水がないと数日しか生き延びられません。

 

武甲山に流れる水は透明度が高く、そのまま飲みたい衝動を我慢したのを覚えています。

【対策】は色々とありますが、

  • 少し多いかなというくらいの水を持つ(下山後に500cc余るのが理想的)
  • 自然の水場は当てにしない
  • 浄水器を持つ(万一の際に川の水を飲めるように)

という感じです。私は最低でも2Lの飲用物を持つようにしています。

下記Tips (finetrack) もオススメです。 登山に必要な水の量と汗のはなし

 

なお水を運ぶなら定番ですが「プラティパス」がオススメです。

私も最初の頃はペットボトルを何本も持って行ってましたが、飲み終えた後に空ボトルたちがザックの中を占領するのが邪魔で、

使用後にたためるソフトボトルを使うようになりました。

 

また浄水器なら同じく大定番のソーヤーミニが軽くて小さくて便利です。 お守りとしてザックに入れておくのも良いですね。

 

水は飲用だけでなく、怪我をして皮膚が傷ついた時にも、患部の汚れを落とすためなどに使える物です。熱中症気味なら首などにかけて冷却にも使えます。

登山の飲用物をスポーツ飲料だけにしてしまうと、こういった事が出来ません。

水であれば余分だと思った時点で捨てることもできるので、万能な液体である「水」を余裕をもって持っていきましょう。

下山時に日が暮れかけている

「遅くとも15時までには到着してね 午後は天気崩れるから」

そう言われたのは 南アルプス仙丈ケ岳の山小屋に予約電話を入れたときでした。

「そんな早くつかなきゃいけないの?」そう思ったのを覚えています。

南アルプスの女王「仙丈ケ岳

 

この電話をしたのは登山2年目くらいのこと。

それまでは「日が暮れるまでに下山すればいいでしょ?」なんて思っていました。 18時くらいに下山する事もたびたびありました。

登山の言葉に”早出早着”という言葉がありますが、

今はこの早出早着が最も安全で効率的であると思っています。

具体的には15時には下山もしくは宿泊地に到着。百歩譲って16時。という感じです。

 

これを実現しようと思うと、朝は早くならざるを得ないですし、結果的にその方が安全・快適な登山になることが多いです。

 

なぜ、早立早着をするべきかというと…

  • 山は正午になると天候が崩れやすい
  • 下山が遅いと 行動不能になった際に暗闇に包まれ危険
  • 早朝は登山客が少なく スムーズに移動ができる

と言うところでしょうか。

八ヶ岳 午前中でも雲がどんどん上がってきます

 

偏見かもしれませんが、登山の開始時間の早さと登山経験には相関があると感じています。

朝早くから歩いている人の装備を見ると、しっかりしている人が多いと思います。

 

日帰り登山の方は、電車の方なら一番早い便で行って、15時には下山することを目指してみましょう。

早く下山すれば 混雑前の温泉に寄れたり 混雑前の電車に乗れるなど 下山後のメリットも大きいですよ。

下山後の温泉も 登山の楽しみの一つ

他人に登山計画を丸投げする

こちらは 山登りを始めて5回目以降くらいの方に 参考になればという情報です。

登山をする際には 出発前に登山計画を立てますが、登山し始めの頃に誰かと一緒に行く際に、他の人が立てた計画に乗っかる事があります。

 

私の失敗は、他の人が立てた計画について、その内容を自分で確認せずに、そのまま乗っかった結果、チーム全体が危険な状態になってしまったというものです。

具体的な話をすると、一緒に行った仲間は私よりも体力があり、一日で20km~30kmの距離を山の中で歩けるようなファストハイカーでした。

この仲間が組んでくれた登山計画は、私にとっては無理のある計画でした。その仲間が一人で歩く分には十分余裕のある計画だったと思います。

結果、何が起こったかと言うと、私のペースがその計画に対して遅く、最終的には真っ暗闇に包まれた中での下山となりました。

山は日が落ちると真っ暗です こんな道でスマホライトで片手が埋まるのは危険です

 

【対策】としては、他人から提案された計画に対して自分事として目を通し

自分に無理があると判断した際には、計画者にその心配を伝え、必要に応じてはその登山を辞退する事です。

ただ失敗あれば得る物もあり、この経験でヘッドライドの重要性を痛感しました。

もちろんヘッドライトは持参していたので装着しましたが、私のライトは100ルーメンと夜道を歩くには若干の力不足を感じ、

同行者のライトの明るさを参考に150ルーメンのライトに買い替えました。

 

「ルーメン」と言うのは明るさの単位です。

500ルーメンや1000ルーメンなどとても明るいものもありますが、ヘッドライトはただ明るければ良いモノでもなく

明るすぎると他人の目を眩ませてしまうリスクもありますし、持続時間が短くなります。 持続時間2~3時間では心もとないです。

個人的に登山用ヘッドライトを買うなら以下の点を意識します。

  • 100ルーメン超の明るさ(ただし200ルーメンもあれば充分)
  • 単4 × 3本で駆動(重さと持続時間のバランスがよい)
  • 周囲数mを照らすための暗い光モードもある
  • 小型・軽量・防水・一体型

なお同じくらい元気な電池を使うのも重要です (劣化した電池ではヘッドライトの本来性能が出ません※失敗経験あり)

ヘッドライト用の予備電池もザックに入れておきましょう。 多少高くてもPanasonicなどのきちんとしたメーカー製がオススメです。

予定と違うルートを歩いている

これは初心者に限らずベテランでも起こりうるトラブルです。

予定外のルートを歩くことは、最終的には遭難原因第一位の「道迷い」に発展する可能性があります。

 

私の場合、北海道の十勝岳の山頂でこれが起こりました。「山頂で道迷い?」と思う方もいるかもしれません。

ガスのかかった十勝岳山頂

 

そもそも道迷いをはじめとする大半のトラブルは上りではなく下りで発生します。

いくつもの登山コースを持つ山だと、それらのコースが山頂で一斉に合流します。

そして、下る時に予定と違うルートを降りてしまうのです。

 

もちろん、看板をきちんと確認していれば起こらない失敗でしたが、つい「(なんとなく)こっちだろ」という感覚で道を進んでしまう事で起こってしまいました。

この「なんとなく」が意外とやっかいです。

これは初心者だけでなく、経験豊富なベテラン登山者でも起こるといわれており、むしろベテランになるほど経験に基づく慢心から起こりやすいといわれるくらいです。

私は道を外れるのが絶対的に悪いのではなく、道を外れたことに早く気づき、予定ルートに復帰するのが大事だと思っています。

というのは、登山道には常に丁寧な看板があるわけではなく、ルート外れは避けきれないと思っているからです。

 

具体的な【対策】ですが、定期的に(特に分岐では)現在地確認を行うのを習慣化するです。

最近だとスマホに入れられるYAMAPなどのアプリがありますので、

事前にスマホに地図を落としておいて、定期的に現在地確認をするのが良いと思います。

YAMAP

個人的に登山はビビっているくらいがちょうど良いと思っており、山の書籍などを読むとこの感覚はズレていないのかと思っています。

足の指が靴に当たって痛い

「登山靴に指が当たって痛い」は特に靴のソール(底)が変形する下山時に起こります。

原因は靴が合っていないことです。

私の登山1~2年目は靴との闘いだったと言っても過言ではありません。

 

下山時に靴ひもをしっかり結んでみたり、歩き方を工夫したりしてみましたが、いっこうにつま先が靴に当たるのトラブルは解消しませんでした。

靴は安い物ではないので、金銭的な意味で失敗を認めなくない事の一つです。

しかし、合わない靴は登山そのものを嫌いにさせるほどの力を持ちます。

数回使って手放したキャラバン 捨てずに受け手が見つかったのは幸い

 

さて、具体的にどのように私が失敗し、どのように克服したがです。

結論から言うと「靴選びは店選び」です。

私が最初にかったキャラバンの靴は、新宿にある複数のアウトドアショップが、小さいブースごとに集まったような店舗で購入しました。

店員さんは私の靴のフィッティングを見てはくれましたが「登山靴には捨て寸が要るので、つま先に指を詰めて、かかとに指2本分のスペースが空くのがポイントですよ」というようなアドバイスでした。

この店員さんの言っている事は間違いではありませんが、このレベルの接客(フィッティング)の店で登山靴を買ってはいけません。

 

その後、私はきちんと靴のフィッティングをしてくれる店探しを始め、

最終的に東京の神田にある さかいやスポーツ シューズ館 にて登山靴を購入。

数年たった今でも テント泊登山の際に履いている相棒になりました。

甲広な私にはEEE(横サイズ)のSIRIOが合いました

 

さて、私の経験上 靴選びをするうえで問題なさそうなアウトドアショップは、

きちんと足の計測台を持っており、経験豊富な店員さんの多い以下です。

これらの店舗でもスタッフの経験値や、靴に対する熱意で接客は変わってきますが、大枠外さないと思います。

なおmont-bellは経験豊富な店員が多いですが、基本的にmont-bell製の靴しか扱っていないので、靴の型的にどうしても合わない可能性があります。

そう考えると複数ブランドを扱っている、さかいやスポーツや石井スポーツなどのショップが良さそうです。

ちなみに、靴のフィッティングと同じことが、ザックにも言えるかと思います。

 

個人的に考える 登山靴を検討すべきショップの条件は

  • 足のサイズを測るための計測台がある
  • フィッティング用に岩などを模した土台がある
  • 「靴下」の話を店員さんからしてくれる
  • 接客に時間をかけてくれる
  • 足のサイズは縦・横・厚の3Dであると知っている

と言う感じでしょうか。

 

ちなみに、靴を買う側のマインドとしては、登山靴の見た目やブランド名を意識したくなりますが、幸せになりたいならフィッティングを優先してください。

金額が高いからと言う理由で、足に合わない靴を選ぶのもナンセンスです。

登山靴と言うと以下のような革製のモノに憧れがちですが、こういった靴は重く、値段も高く、想定している使用環境も登山初心者が登る山とは異なるので、見た目に飛びつくと失敗します。

ついでにいうと「靴下」も重要なギアなので、妥協せずに靴に合わせて納得した物を買ってください。予算は3000円~4000円くらいですかね。

【M1 MacBook 売却】「使い倒す」という価値観

2020年末に購入したM1 MacBook Air を身内に売却しました。

M1 MacBookに大きな不満があったわけでもなく、特にM1チップはAppleでも10年に一度レベルの素晴らしいイノベーションだと思っています。

そんな思いの中でM1 MacBookを手放すに至った背景を紹介します。

購入に至った経緯はコチラ Mac初心者の私が M1 MacBook Air を買った理由

ライダーの性能

4年間の私の学生時代は常にオートバイと共にありました。

はじめは50ccの原付でしたが、最終的には大型バイクで北海道を一周するようになっていました。

オートバイは乗り手の技術が大きく反映される乗り物です。車も同様ですが、オートバイはこの傾向が顕著。

 

ある時私は、バイト代を貯めて購入した大型バイク(750cc)で、埼玉の山道を走っていました。

後方から速い乗り物がせまってくる感覚があったので、左側にウインカーを出して減速すると、

片手を上げながら、私の右側を軽やかに抜いていく二輪車がいました。

 

原付でした。

 

桃色のナンバープレートだったので、125ccクラスの原付でしたが、

その身のこなしや、被っているフルフェイスヘルメット(安全意識)からして、

明らかに経験や技術が私より高いことが感じ取れました。

 

苛立ちや悔しさは芽生えませんでした。

あっけにとられたような感覚。

ぽかーん と言う感じ。

 

こんな経験を数えきれないほどしました。

そして、一つの価値観が醸成されました。

 

道具の最高性能より

いかに使い手が引き出すか

 

生み出された意味

私が満足を感じる瞬間の一つにボールペンの芯を使い切った時があります。

道具の命を完全に使い切れたときに道具が満足して昇華してくれるようなそんな感覚です。

道具は使われるために生み出されたのです。

 

言い換えると、使われない道具と言うのは、成仏したくてもできない情念を抱えてしまっているようにも感じます。

 

先日、友人が何年か使用しているMacBook Proを何かの拍子に傷つけてしまったとショックを受けていました。

MacBookのボディ部分には傷と思われる白い跡がついていましたが、画面は大丈夫そうでした。

私はこの話を聞いて「良いな」と思いました。

 

これはそのMacBookがボディに傷が入るくらい使われている証拠だからです。

使用されずに眠っている道具は傷が入る事すらできません。

せいぜいカビが生えるとか、バッテリーが劣化するだとか、その程度です。

また、使われなくても経済的価値が低下していくのが通常です。

 

つまり

道具は使われるために生み出されたのだから

道具はたくさん使われてナンボ

なのです。

 

これに共感できる方はこちらの記事もぜひ 【交換してなんぼ】良いお金の使い方

M1 MacBookを手放した理由

これまでのポイントを踏まえつつ、たった3カ月前後しか所有していないM1 MacBookを手放した背景を紹介します。

  • ほとんど使用していなかった
  • 私のMacBookを欲しがる人がいた
  • MacBookの気持ちを考えた
ほとんど使用していなかった

最初の理由はMacBookを買ったものの、あまり使っていなかったという事です。

最初にして最大の理由です。これは私がMacBookと別にデスクトップPCを所有しているためです。

 

M1 MacBookは動画編集もこなせるほど高性能であり、これは購入理由の一つでしたが、

私のデスクトップPCも動画編集をこなせる性能をもっており、大きなディスプレイに接続している分、デスクトップに分がありました。

 

道具は使われてナンボです。

私はMacBookに対して罪悪感のようなものを感じていました。

 

欲しがる人が身近にいた

今回のMacBookとは別の機会に、身内からデジカメの相談を受けました。

内容としては「何かオススメのコンパクトデジカメは無いか?」と言う物でした。

色々やり取りをした挙句、私が所有しているデジカメ(マイクロフォーサーズ機)を譲ることにしました。

私から受け取った瞬間に転売すれば、すぐに利益が出るような金額で譲りました。

この理由は、私がこのデジカメを使っていなかったからです。デジカメがかわいそうだったからです。

 

これをきっかけに、私のM1 MacBookにも同じ事が言えるのではないかと思い、身内に聞いてみたところ、

「買いたい」と即答があったので、(16.5万で購入した) M1 MacBook Air(その3か月後に) 11万円で譲ることにしました。

転売サイトでなら15万円前後になることはわかっていましたが「この子を使ってもらえるなら」という事で、差額は「MacBookへの私の気持ち」として持つことにしました。

 

MacBookの立場を考えた

最後に、MacBookの立場になって考えてみました。理由は明白で私の部屋のインテリアでいるより、他の人に使ってもらえた方がMacBookが幸せという事でした。

 

特に今回譲り渡した相手はiPhone11Proを使用しているため、MacBookとの相性が良いと思いました。

私のGoogleスマホと連携させられるより、同じApple家系のiPhoneと連携された方が、MacBookにとって心地よいことに疑いの余地はありません。

私より良いと思われる持ち手に向けて、この子(MacBook)を送り出すこととしました。

 

最後に

今回M1 MacBookを譲渡するに際して初期化を試みたのですが、上手くいかず焦りました。

アップルのサポートに電話をしたところ、丁寧にその手続きを教えてくれ、無事初期化を完了することが出来ました。

先日のiPad miniの話でも触れていますが、Appleは製品はもちろん素晴らしいのですが、負けないくらいサービスも素晴らしいのです。

私は今回MacBookを手放しはするものの、それは"今は"MacBookを使用しないから一時的に手放すという感覚です。

必要となれば、いつでも再購入する心づもりはあります。

 

それにしても、2020年末からM1MacBook購入にはじまり、iPad miniも購入してみるなど、

それまでの私に比べてApple製品への情報感度が鋭くなりました。先日のAppleの発表内容(iPad ProにM1搭載など)も一通り頭に入ってしまっています(笑)

 

買うかどうかはおいておいて、M1チップの更に上を行くパワフルなAppleシリコン(M1X? M2?)の発表も、Appleさん心待ちにしています!

【iPadって必要?】Apple初心者の私がiPad miniを返品した理由

何度か店頭に足を運び、悩みに悩んで購入したiPad mini5を返品するに至った理由を紹介します。

私がiPad miniを返品した理由

フルスペックのiPad mini5(256GBセルラー)をアップルストアで購入しましたが、1週間で返品しました。

返品を決めた理由は以下の通りです。

  • PC用ブラウザには小さい画面
  • スプリットビューにも小さい画面
  • 誘惑が多くて読書用に向かない
  • 片側スピーカーは動画視聴に微妙
  • 「ペン+紙」スタイル に戻りそう

結論:明確に自分の使い方を想像できない人にはiPad mini は微妙。10~11インチの標準サイズiPadが無難。

理想サイズのはずだったiPad mini

iPad miniを買う前からiPad miniが個性の強いアップル製品であることは、Youtubeなどを通して知ってはいました。

それでもiPad miniは 私にとって最高のタブレットのはずでした。

「初めてiPadを買うなら10インチ級のiPadが無難」と言われても、薄くて、軽くて、ギリギリ片手に収まるiPad miniのサイズ感に惹かれていました。

2021年内にiPad miniの新型(iPad mini6)が出るという噂を聞いても、現行のiPad mini5には 私に9万円のポチリを決断させる魅力があったのです。

https://twitter.com/peperon365days/status/1379765064454922241?s=20

 

字が小さい

製品の箱を開けて、iPad miniを取り出します。

何度も店頭で確かめた、期待通りのサイズ感。純正スマートカバーはiPad miniの薄さや軽さをスポイルしない期待通りの仕上がり。

指の操作に吸い付くようについてくる画面に、アップルらしい高性能を感じます。

 

[caption id="attachment_5064" align="alignnone" width="1024"] 軽さは正義[/caption]

 

Safariを立ち上げて、とりあえずネットサーフィンでも。

試しにYahooの画面を開いたときに、そのことに気づきました。

 

字が、小さい…

 

iPad miniが表示していたのは、PCで見るときと同じ構成の画面。これは期待した通りの画面でした。

 

つねづねスマホ画面では表示される情報が少ないと思っていたからです。

画面への表示情報量は期待通りでした。 これも高精細なRetinaディスプレイのおかげです。

 

だけど小さな画面に表示された小さな文字は指で操作するには小さすぎました。

 

これがPCなら問題ないのです。

PCは小さなポインタをマウスなどで操ることを前提としてデザインされているからです。

だけど「指」と言うそこそこ面積のある道具で操るには、この表示画面は字が小さいのです。

指で押せないことはないのですが「狙いを定めて押す必要」に若干のストレスを感じます。

 

せっかくiPadを手に入れたので色々とならではの機能を試してみます。

その一つが「スプリットビュー(Split View)」。

iPadを横にして、縦長の画面を2つ同時に表示できる機能です。

 

これもスマホにはない機能で素晴らしいと思ったのですが、スプリットビューで使うにはiPad miniは小さい。

使えないことはないですが、この機能を活用するなら標準iPadのもつ10インチ画面は欲しいと感じました。

eSIMで運用してみるも

今回iPad miniを購入するにあたって、

GPSを備え、SIMカードを使ってスマホと同じ電波が利用可能なセルラーモデルを選ぶことは私としては必須でした。

毎回出先でテザリングを行うのは、長い目で見ると手間が蓄積する事が目に見えていたし、

Wifiモデルを買っても「なぜセルラーモデル」を買わなかったんだと、後悔している未来が見えていました。

IIJmioにて2GB/月のeSIMを月額440円で契約。初めてのeSIMでしたが、QRコードを読ませるだけで初期設定がすぐに終わり、eSIMの便利さと安さには感動しました。

 

セルラーモデルはWifiモデルとは異なり、GPSを搭載しているため、

大きいスマホとして地図などを見たり、カーナビの代わりに活躍することを期待していました。

一方で、テザリングの手間もなく、簡単にネットワークアクセスできることは、デメリットもある事を感じました。

 

それは誘惑が多いということです。

私はiPad miniを読書用タブレットとして購入したのですが、読書用アプリに入るまでに誘惑が多すぎるのです。

 

これは個人の性格による部分だと思いますが、読書に集中するにはタブレットに読書機能以外がないという不便さが時に有効に機能する事を実感し、

私が今でも手放すことなく所有している読書専用タブレットKindle Paper ホワイト」の意義を感じたのでした。

音は左右から出て欲しい

Youtubeをはじめとする動画コンテンツは横長コンテンツです。

iPad miniを縦にして視聴することもできますが、タブレットの画面サイズを活かすために、横表示でYoutubeを見ました。

 

純正のスマートカバーもしっかりとiPadを支持してくれ、純正の出来の良さを実感。

布団の中で両手を使う事もなくYoutubeを見れることに快適さを感じかけていたのですが、

音が片方から出ていない事に違和感を感じはじめます。

 

これは私のスマホ(Pixel3a)が横画面にした時に左右から音が出せる仕様になっていて、それに慣れていることも影響しますが、

映画でもテレビでも左右から音が聞こえるのが自然なので、この片側スピーカーは地味にデメリットに感じました。

 

現状、無印iPadも同じように片側スピーカーなので、

2021年4月時点でiPadに左右スピーカーを求めるならiPad AiriPad Proという事になりそうです。

紙でよくない?

私はiPadにペンシルで何かを描くことをすごく楽しみにしていました。

私は考えていることを紙に書き出すメリットを実感していて、キーボードで文字を打ち出すよりも、手のひらを複雑に動かして文字を書いた方が、記憶が定着しやすいと思っています。

純正のメモアプリを使って色々と描いてみました。これは新しい感覚でした。更に興味が出てGood Notesといった優良アプリが存在することも知りました。

 

だけどペンで何かを書く事を考えると、やはり紙に書いた方が気持ち良いと思いました。

私は2020年を通して、どういったノートが自分に良いかを確かめるために、1万円近くかけて試行錯誤してきた経緯があります。

やはりアナログにはアナログの良さがあるのだと感じました。

ペン先が紙をえぐって、紙の表面を変形させていくあの感覚。

蛍光ペンを引くときの、ペンが紙を滑っていく音。

 

またペンシルを使用するには、iPad miniの画面サイズ(8インチ相当)は少し小さいと思いました。

やはりiPadの標準サイズである10インチ相当がペンシルを使うには良さそうです。

結果的に、ペンで”紙”に書く素晴らしさを再認識する事となりました。

 

(最後に)iPadminiが悪いわけじゃない

色々とiPad miniに対してネガティブな事を書いてきました。だけどあくまで私には合わなかったというだけの話です。

 

iPad miniの片手で持てる優れた携帯性に

タブレット界 最高クラスのプロセッサー

高精細なRetinaディスプレイ

他のApple製品との優れた連携機能

 

用途に合った人が使えば 優れたタブレットとして大活躍することでしょう。

実際、Apple製品を使いなれたベテランほどiPad miniを好んで使用している印象です。

 

ただし、私がそうであったようにiPad miniはなんとなく買うと失敗しやすいと思います。

こんな私ですら店頭に何度も足を運んでから買った結果がコレなのです。

 

また、今回私が素晴らしさを実感したのはAppleのサービスの良さです。

今回、初めてAppleストアに赴いて購入をしたのですが、店員さんの対応はとてもフレンドリー&親切でAppleファンが増える一因がわかりました。

また、今回Apple公式から購入したことで、開封後にも関わらず全額返金をしてもらえた事も、Appleのサービスへの印象が良くなった一因です。

今回は手放すことにはなったものの「またいつかAppleにお世話になろう」と思わせてくれる、製品そのものに勝るとも劣らないサービスが印象に残りました。

 

以上、あなたにとって一つでもご参考になる事があったら幸いです。ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

【食費、旅行、住宅】制約を楽しむ

制約があるからこそ楽しい」と思った話をします。

1日1000円

先日友人と会ったときに家計の話をしました。

その友人は月3万円で夫婦の食費をまかなっているらしく、私は独身なのに月5万円は食費がかかっているため、自分の甘さを知る良い機会になりました。

その友人は投資に長けていて成果も上げているため、月の食費を大きくすることは簡単だと思われますが、そんな友人(夫婦)が月3万の食費で生活をしているという事が刺激でした。

投資を始めるとお金の使い方にシビアになるといいますが、これは私も実感していて、日常生活においてモノを買う時でも、値段に対する価値や利用頻度、貢献度などを熟考するようになります。

 

この時は友人とカラオケに行っていました。

山手線内の駅から徒歩数分で行ける好立地にも関わらず、週末にドリンク込みフリータイムで1000円に満たないところを見つけたからです。そのうえ接客が丁寧で部屋までキレイ。まさに穴場。

コロナ対策で暫定的に店舗独自で行っている施策のようです。私たちは1000円の価値を感じながら、気持ちよくお金を払って店を後にしました。

 

この食費の話以降、私は月3万円の食費を目指して生活をしていますが、月5万円の食費に慣れ切った人間にとっては、容易ではありません。

これまで当たり前のように行っていたコンビニにも行か(け)なくなりましたし、

スーパーであっても、総菜や、まして弁当などを買ってしまうと、すぐに1000円ラインに到達していまうので頭を使ってスーパーで買い物をするようになりました。

基本的に自炊を前提として、加工前の食材を買うようになりました。

[caption id="attachment_4963" align="alignnone" width="200"] 鶏むね肉[/caption]

 

この食費管理を通じて感じているのは、ゲーム性があっても面白いということです。

振り返ると、今まで行ってきた欲しい物を欲しいだけ買うというやり方は面白みがありません。ゲームの難易度設定が低すぎるのです。

ちなみに本日を私はNMD(ノーマネーデー)として設定し1円もお金を使いませんでした。これも今までにはなかった取り組みです。

5000円旅行

コロナの影響もあって、最近は旅行らしい旅行にも行っていませんが「もし一人旅に行くならどんなコンセプトがいいかな」と妄想します。そして思うのは貧乏旅をしたいという事です。

例えば、宿代込で1日5千円までしか使ってはいけないルールを課した旅なんて、学生みたいで面白いかなと思ったりします。

あとは、500mlのペットボトル1本がようやく入る程度のボディバックだけで旅をするなんていうのも良いかなと思ったりします。

私たちはお金を払って何かを楽しむことに慣れすぎている気がします。

だけど、人工的に作られた楽しみにお金を払って受け身に味わうのではなく、目の前にある景色から0円で楽しみを引き出すほうが創造的で面白みがあると思うのです。

旅行にも制約を設けることで「如何にお金に頼らず旅行を楽しむか」というゲーム性が増します。

 

たたみ一畳

私の好きな言葉にこんなものがあります。

立って半畳 寝て一畳 天下とっても二号半

私たちはたたみ一畳の広さで生きていけるし、どんなに成功した人間でも、それほどたくさんのご飯を食べることはできない

という事です。

私はいま6畳1Kのアパートに住んでいるのですが、次の物件では4畳半に住むことにあこがれています。実際に内見に行っているくらいです。

 

今よりも多くの家賃を払って、今よりも広い物件に引っ越すことは、難しくはありません。だけど、食費と同じくこれではまったくゲーム性がありません。一方で4畳半の部屋に住むとなれば、かなりの所持品を手放す必要が出てきます。

 

私は最近ドラム式洗濯機を購入したのですが、

これを買って感じている一番のメリットは、洗濯の手間がなくなった事ではなく、たくさん物が捨てられたことです。

洗濯&乾燥をいつでも行えるようになったことで、服のローテンションを早められるようになり、最初はバスタオル、下着、靴下の半分を捨てたのですが、

勢いがついて、靴も極限まで減らし、部屋にあった収納ボックスもいくつも捨てました。

 

モノが少ないというのは、それだけでも快適ですし(ホテルの部屋に物が少ないのもコレですね)、ふるいにかけられた選ばれし物たちと過ごすのは、気持ちの良いものです。

おわりに

  • 食費に制約を設ける
  • 旅費に制約を設ける
  • 住む広さに制約を設ける

という話をしてきました。

サッカーでもトランプでも「遊び」はルールという制約があることでその楽しさが成立するのかと思います。

ありふれた日常にあえて制約を課すことで 日常生活すら人生のゲームの一つにできるのではないかと思います。

もしこの記事に共感いただける方がいれば、以下の本はオススメです。

 

玄米とみそ汁と野菜の塩漬けという粗食を好み「4分の1貯金法」で蓄えた資金を投資して、莫大な資産を築きそれを寄付した、日本版バフェットとでもいうべき本田静六氏の著書2選です。

 

 

貯蓄投資に興味のある方は「私の財産告白

 

健康やつつましい暮らしに興味のある方は「私の生活流儀

 

共にオススメです。

Pioneer S3 Wireless(ワイヤレスヘッドホン) レビュー

イオニアのワイヤレスヘッドホン「S3 Wireless」を購入したので使用レビューです。

こんな人におススメ

S3 Wirelessは以下のような方にお勧めです。

  • 手頃な価格のワイヤレスヘッドホンが欲しい
  • それでも音質は良いものが欲しい
  • 自宅で使うのがメイン
  • 複数デバイス(PCやスマホ)に接続する
  • アクションゲームには使用しない

外観(写真)

[caption id="attachment_4835" align="alignnone" width="1024"] 本体スイッチは「電源」「音量↑」「音量↓」とシンプル[/caption]

競合比較と私がコレを選んだ理由

私がこのS3 Wirelessを選んだ理由を紹介します。

もともとパイオニア製を使用

私はパイオニアの有線ヘッドホンである「SE-M531」を3年以上使用してきました。

この「SE-M531」には不満もなく気に入っていたので、パイオニア製への信頼がありました。

 

最近、PC周りの環境を改めている中でケーブルのないワイヤレス製品のスッキリ感を気に入り、ヘッドホンも改革の対象となりました。

外出時にはAnker製のワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Liberty Air 2」を使用しているため、自宅専用のワイヤレスヘッドホンを探しました。

なお私は、電子製品のType-C充電への統一を進めているので、ヘッドホンがType-C充電であることは必須でした。

競合とのスペック比較(SONY WH-CH510)

このPioneer S3 Wirelessを買う際には、 同じ価格帯の競合であるSonyの「WH-CH510」も検討しました。

総じていうと、

という印象です。

 

~スペック比較~

商品名 S3 Wireless WH-CH510
ブランド Pioneer SONY
価格(2021年2月時点) 約4,200円 約4,800円
ドライバ口径 40mm 30mm
質量 205g 132g
充電方式 USB Type-C 後述 USB Type-C
充電時間 2時間 4.5時間
最長再生時間 25時間 35時間
通信方式 BT5.0 BT5.0
出力 BT PowerClass2.0 BT PowerClass2.0
対応コーデック SBC、AAC SBC、AAC
マルチペアリング 対応(8台まで) 対応(8台まで)
マルチポイント 対応 後述 非対応
本体ボタン 電源、音量調整 電源、音量調整、曲送り戻し
その他 公式サイトへ 公式サイトへ

 

私がS3 Wirelessに決めたのは主に以下3点です。

  • イオニア製ヘッドホンへの愛着
  • 自宅用なので高音質を期待できる40mmドライバー
  • ネットのレビューが少ないので自分が人柱に(笑)

使用感レビュー

実際に使ってみて感じた購入前とのギャップを紹介します。

良かった点

音が良いワイヤレス(無線)という事で、有線に比べれば音質には劣るところがあると思っていましたが、そんなことはありませんでした。音に立体感がありますし、低音もしっかり出ます。またワイヤレスなのに「サーッ」という雑音(ホワイトノイズ)が感じられない点はGoodです。

電池持ち購入してまだ1か月ほどしか使用していませんが、充電後の電池持ちには不満はありません。1日3時間くらい使用して、週に1回充電と言う感じです。

マルチポイントヘッドホンが複数デバイスBlueTooth接続を記録し(=マルチペアリング)かつ、バイス達とヘッドホンとの同時接続ができるのが「マルチポイント」です。

初めて使いましたが、いちいちペアリングをし直さなくても良いのは、意外と便利で気に入ってます

イマイチな点

充電方法:冒頭にType-C充電について触れましたが、どんなType-C接続でも充電できるわけではありません。TypeA-TypeCという形のケーブルでないと充電できません

個人的にはTypeC-TypeC (Power Delivery)という、より高い電力(18Wや30Wなど)で充電可能なケーブルを使用しているのですが、S3 Wirelessはこういったケーブルを認識しません。

初めて充電を試みたときは故障しているかと思いました。試しに純正のケーブルをつないだところ、瞬く間に充電ランプが点灯。

他のヘッドホンであれば解決する問題なのかは不明ですが上位規格のType-Cケーブルを受け付けないのは不満点です。

耳が痛い:こちらは頭の形など個人差のある問題かと思いますが、私(頭大きめ)の場合は1時間ならつけていられるものの、2~3時間になると耳が痛くなって外したくなります。

アクションゲームには不向き:これはワイヤレスヘッドホン全般に言える事だと思いますが、やはり若干の遅延が発生します。

Youtubeなどを見る際には全く気になりませんが、コンマ何秒の操作が求められるゲームにワイヤレスヘッドホンは不向きだと実感しました。

気をつける点

激しい動きには向かない

自宅使用向きという事はお伝えしましたが、自宅でも室内トレーニングマシーンを使うような状況には向きません。

数時間で耳が痛くなるといっても、密着感が高いわけではありません。

椅子、ソファ、ベッドなどでまったりと使うのに向いています(首を振りながら音楽を聴くくらいなら大丈夫だと思います)。

マルチポイントの使用感

Bluetooth接続の「マルチペアリング」と「マルチポイント」の違いについて触れましたが、

「同時複数接続」と言われてもピンとこないと思うので、具体的な使用感を紹介します。

私の場合、このS3 Wirelessに①スマホ②デスクトップPCを登録(ペアリング)しています。

例えば、①スマホYoutubeを見ている状態(S3 Wirelessから音が出ている状態)で、 ②デスクトップPCからまた別のYoutubeを再生し始めると、

スマホの再生が自動的に一時停止されて②での再生に瞬時に切り替わります。 なおこの後②の再生を止めても①スマホ自動的に再生を開始することはありません

なので

  • 一度に複数デバイスから音を出されて脳が混乱する
  • あるデバイスの再生を止めると他のデバイスが勝手に再生が始める

ことはありません。

よく考えたら、複数接続されている状態で、あるデバイスが一時停止されたところで、

代わりにどのデバイスを再生するかBluetooth側には判断できないので、自動再生が始まらないのは当たり前かもしれないですね。

私はマルチポイントを使う以前は「一度に複数デバイスから音を出されても、脳が処理できないな。聖徳太子じゃあるまいし」と思ってましたが、

マルチポイント接続において、聖徳太子になる必要はありませんでした。

まとめ

以上、Pioneerのワイヤレスヘッドホン「S3 Wireless」について紹介してきました。

繰り返しにはなりますが、このヘッドホンが向いているのは以下のような方です。

  • 手頃な価格のワイヤレスヘッドホンが欲しい
  • それでも音質は良いものが欲しい
  • 自宅で使うのがメイン
  • 複数デバイス(PCやスマホ)に接続する
  • アクションゲームには使用しない

いままでワイヤレスヘッドホンを使った事の無い方が、手始めに買ってみるには、5千円でおつりのくるS3 Wirelessは、良い商品だと思います。

【交換してなんぼ】良いお金の使い方

日常を通してお金は使ってこそ意味があると再認識したという話を書いています。

貯金残高が増えた! だから?

残業代をもらっても

私は毎月残業をしています。残業は好きではないのですが、業務を進めるうえで、やむなくしています。

日中に自分の仕事を進めたくても、打ち合わせを入れられたり、色々な人から相談を受けたりと、自分だけの時間を持てないことがあります。

私の所属している部署は、残業に対して寛容で、むしろ残業時間が少なければ、もっと仕事を振ってもいいのではないかと考えているのではと思う事もあります。

 

毎月、数万円の残業代が、基本給に上乗せされて振り込まれます。「働いた分だけ、残業代がもらえるのは恵まれている」と考える人もいるかもしれません。

だけど私は残業代を使わないのです。私は生きるのにそれほどコストがかかりません。

一方で、少しくらい残業代を多くもらえても、労働そのものを卒業することはできません。それが資本主義です。

お金はただの数字

数字が変化するだけ

私は日常生活で「現金」を使用することはほとんどありません。

何かを買う際の決済は、

という感じです。9割はキャッシュレスです。

現金を使うのは、

  • ラーメン屋
  • 割り勘
  • 田舎での支払(例:キャンプ場)

くらいです。

 

このようにキャッシュレス決済が増えて改めて思うのは、お金は画面に表示された「ただの数字」だということです。

例えば、私がコンビニでパンや飲み物をSuicaを使うと、スマホに表示されたSuica残高(数字)が減ります。

それだけです。電卓に表示された数字も「C」ボタンを押せば一瞬で消えてしまうように、画面に表示されたお金にも「はかなさ」を感じます。

そしてそんな数字の表示を変えるために、私たちは日々、自分の命の欠片である時間を売って、お金を得ているのです。

 

おにぎりや水

そんな「ただの数字」に人が価値を感じるのは、生きるのに必要な「おにぎり」や「水」と交換できるからです。

他のものと交換ができるからこそお金に価値があります。

逆に言えば他の物と交換できなければお金に価値はありません

 

あくまで、お金はただの紙であり、金属であり、データなのです。それらで私たちのお腹は膨れません。

おにぎりはコンビニで120円くらいで買えますが、もしおにぎりの値段が1200円になったら私たちは1200円払わないとおにぎりを買えないのです。

もしおにぎりの作り手に売る気がなかったら、たとえ120万円払ってもおにぎりは手に入りません。

お金はとても便利ですが同じくらい「はかない」のです。

 

お金は交換してなんぼ

お金は手段

おにぎりや水の話のように、お金は交換して初めて価値があります。

お金はあくまで人生の手段です。

日本人は特にお金を貯めることが好きです。昔の国策などもあって、貯蓄習慣を植え付けられたのが日本人です。

だからといってなんでもかんでもお金を使うのが良いというわけではありません

必要でなかったり、欲しくもない物を、借金してまで買うのは、お金の使い方として健全ではないでしょう。そういう方は、収入の範囲内で生活をする習慣を身に着ける方が先です。

結局、年収1000万円でも貯められない人は貯められないし、年収300万円でも貯められる人は貯められるのです。貯金は習慣だからです。

 

一方で貯金習慣のある人を前提とした時には、

お金は貯めるより使う方が難しく、貯め方より使い方が人生で重要

というのが私の考えです。一度、貯金体質になれば、貯めるのはそれほど難しくはありません。

 

難しいのは使う方です。貯める習慣のある人は、お金を使うのに慎重になります。せっかく貯めたお金なのですから、簡単に手放したくはないでしょう。

だからといって、貯金残高が変化するのを眺めていても本末転倒です。お金は手段だからです。お金は何かと交換することで真価を発揮します。

 

良いお金の使い方

どんなお金の使い方が良いのかは人それぞれですが、私は以下のような使い方と考えています。

  • 自分の内側に何かが残るもの(思い出、経験、知識)
  • 時間を節約したり生み出すもの(書籍、勉強会、快適な道具、住む場所、健康)
  • プラスの感情をもたらすもの(笑い、ワクワク、感動、癒し、充足、夢中)

例外はあるものの、形に残らないモノと交換するのが良いお金の使い方 というのが持論です。

 

最近良かったお金の使い方

冒頭に書いた通り、残業代をもらっても使い道のない私ですが、

お金は寝かせておいても価値を生まないので、最近は意識してお金を使うようにしています。

ここでは最近私が良かったと感じたお金の使い方を紹介します。

 

マルチデバイス マウス&キーボード

「いきなり”形に残るモノ”じゃないか !?」と言わずもう少しお付き合いください。

日常的に2つ以上のPCを使用している中で、マウスやキーボードを各PCに接続するのに、いちいちUSBポートで抜き差ししているのは面倒でした。

これらのマウスやキーボードは手元のボタンを押すだけで、すぐに使用対象となるデバイス(PCなど)が切り替わります。

とくにキーボードに関しては、これまでケーブル付きの物を使っていたため、ダランと垂れたケーブルは物理的に邪魔なうえに、視覚的にも目障りでした。

こういった不快がこの買い物で解消しました。

またマウスのボタンには、専用のソフトウェアを通じて、自分の好きな機能(例:Ctrl+C)などを割り振ることもでき、新しい技術に感動しました。

この買い物で私のお金は出て行きましたが、それに代わる良い価値を得ることが出来ました。

お金を守る事だけ考えていたら、できなかった経験だと思います。

 

 

 

A4方眼ノート

2020年で方眼ノートやメモ帳に1万円近く使っているかもしれません。

紙代なんて節約しようと思えばいくらでもできます

B5のノートは100円ちょっとで買えますし、 会社だったらコピー用紙を貰えばいいし、 自宅だったらチラシの裏紙だって代わりにはなります。

それでも紙質の良いモノはペンの走りが良くて明らかに快適であり、そういう紙にはどんどん何かを書きたくなること、

そして考えをまとめるには紙がよいことを知っていたので、最適なノート&メモ帳を探求しつづけました。

ちなみに現時点における、お気に入りはA4方眼ノートです。

マルマン ノート ニーモシネ A4 方眼罫 N180A

イデアを広げたり、まとめる事を考えると、サイズは大きければ大きいほど良いです。

その中で携帯性とのバランスの限界がA4だと思っています。

ちなみに上記のノートは900円します。通常ノート一冊に900円は安くはないですよね。

ですが

  • 洗練された外観
  • 何度も撫でたくなる紙のサラサラ感
  • 厚みのある紙の確かな書き心地
  • 方眼目とA4の広さによる思考整理力(脳のスッキリ感)

を考えると、私にとっては良い買い物でした。 ちなみにペンはジェットストリームがお気に入りです。

 

た、たまご?!

はい、あの卵です。スーパーで10個入り200円弱の物を買っています。

 

世の中のモノは「価格」と「価値」という二つの要素を持っています。一般的には以下のようなことが言えるかと思います。

価格>価値:割高 な買い物 価格<価値割安 な買い物

 

卵を買うのは割安な買い物だと思っています。

卵は持っている価値に対して価格が安いです。

 

その理由は

①単純に美味しい ②カラダに良い

からです。

卵はたんぱく質の元となるアミノ酸、しかも人間が体内で必要量を合成できない「必須アミノ酸」をすべてバランスよく含んだ優秀な食材です(興味があれば「卵 アミノ酸スコア」などで検索してみてください)。

こんな素晴らしい食材が10個200円で買えるのです。「良薬は口に苦し」と言いますが、卵は例外でですね。

 

以上3つの良かったお金の使い方を紹介しましたが、それ以外にもこの冬に私は以下のような物事にお金をつかいました。

  • デスクトップPC(動画編集を学ぶため)
  • MacBookAir(AppleMacOSに触れてみる)
  • ひげ脱毛(新たな時間を生み出す)
  • 乾燥機付き洗濯機(新たな時間を生み出す)

最後に

今回はお金を使う事について書いてきました。

話のポイントをかいつまむと

  • 望まない残業代をもらうも 使い道がないという話
  • お金自体は「はかない」もので、交換して初めて価値があるという話
  • 「良いお金の使い方」を紹介
  • 私が最近良いと思ったお金の使い方を紹介

という感じです。

一つでもご参考になったことがあれば嬉しいです。

 

ご興味あれば私がこの冬に買った2つのパソコンの話もどうぞ。

デスクトップPCを持つオススメを書いた記事

MacBookAirの購入経緯を書いた記事

【Mac初心者】MacBookを使ってみて感じた メリット&デメリット5選

2020年12月にM1 MacBook Airを買って約1か月が経過しました。

これまでWindows一筋だった人間が、初めてMacBookを使ってみて感じた

Macのメリット・デメリットを5つずつ紹介します。

この記事を読むのに向いている方
  • MacBookを使ったことのない方
  • Macは気になるけどWindowsでよくない?と思っている方
  • Mac歴〇〇年のベテランだけど Mac初心者が何を感じてるかに興味ある方

(おさらい)MacBookってなんだっけ?

Apple製品に馴染みのない方のために、簡単にMac\bookについて触れます。

MacBookとはApple社のノートPCの総称です。

同じAppleのPCでもデスクトップPCだと

となりますし、 スマホならみんな大好きiPhoneタブレットならiPadという感じです。

 

MicrosoftWindows(ソフト)を積んだPCは、数えきれないほど存在しますが、

1つの会社で、PC本体(ハード)とOS(ソフト)を開発・製造し、

自社製品にしか自社製ソフトを載せていないのは、Appleくらいではないでしょうか。

私たちがPCを買うときの選択肢は、Apple製品だとWindow製品より少なくなりますが、

Appleは完全に自社製品に対してソフトを専用開発しているので、

自分たちが本当に作りたいモノを妥協せずに作りやすいというのがメリットかと思います。

Apple公式へ

MacBookのメリット5選

①物としてイケてる

見た目がシンプルにかっこいいですね。

特に外装のエッジの仕上げなどは、腕の良い職人が仕上げたような、質感の高さを感じます。

[caption id="attachment_4619" align="alignnone" width="1024"] このエッジのカッコよさよ[/caption]

自分のMacBook愛着がわくというのはわかります。

もはや愛しのMacをもっと使うために、それまで挑戦していなかったクリエイティブな事に挑戦しようと思わせるような力があります。

 

②使いやすい(iPhoneぽい)

これは意外でしたが、普通に使いやすいです。

Mac好きの友人からは「慣れるまで時間がかかるだろう」といわれていましたが、iPhoneiPadを使った経験のある方なら、MacBookはなじみやすいと思います。

画面スクロールがヌルヌル動いてくれて気持ち良いですね。

もし、WindowsMacも使った事のない人がいたら、私はMacを勧めると思います。

 

③潔さ(いさぎよさ)がCool!

これは個人的好みの要素が大きいですが、この差し込み端子の全然ない側面が私は好きです。

[caption id="attachment_4619" align="alignnone" width="1024"] Type C 2個だけで 良いではないか[/caption]

この点に関しては、使用される方のPCの使い方によりますし、M1 MacBook の端子の少なさはデメリットとして語られる事が多いです。

 

でも私はこの媚びない感じが好きです。

MacBook兄弟でも、もっとも軽量かつお手軽ななの末っ子であるMacBook Airはむしろこれで良いのではないかとさえ思っています

2つしかないTypeCケーブルですが、サンダーボルト3というハイスペックなTypeCを搭載してますし、実際この端子数で不足を感じたことはありません。

 

タッチパッドが気持ちいい

こちらも極めて感覚的な話ですが、タッチパッドツルツルしていて気持ち良いです。

友人から「MacBookを使うとマウスを使わなくなる、タッチパッドが優秀だから」

と聞いてましたが、まさか触った気持ちよさもそこに含まれていたのか…という感じです。

このツルツルするタッチパッドを触ると、

表示画面がヌルヌルとスクロールしてくれるのが気持ち良いです。

これ、意外と大事です。触った人にしかわからないことですが(笑)

 

⑤「選択疲れ」しにくい

冒頭にApple製品は選択肢が少ないと、PCを買う際の話をしましたが、

選択肢が少ないのって必ずしもネガティブじゃないんですよね。

 

私は「マインドマップ」のアプリをAppleストアで見つけて気に入り購入したのですが、

たぶんWindow機だったら、こうはならなかったと思います。

 

理由は、ソフトの選択肢が多すぎるから。 これはスマホならアンドロイドでも同じことが言えます。

選択肢がたくさんあって、その中に良い物と悪い物が混じっていると、選ぶのって嫌になっちゃうんですよね。

[caption id="attachment_4613" align="alignnone" width="300"] 選ぶの疲れてきた…[/caption]

AppleストアだとAppleがアプリの選別をしてくれているので、我々は選ぶことに労力を使いすぎずに選べます。

この辺のユーザー負担の軽減というのは、Appleが商品づくり全般にわたってかなり意識しているように感じますね。

MacBookのデメリット5選

さんざんMacBookのメリットをあげてきましたが、公平にネガティブに感じた点もお伝えします。

①重い

最初にして個人的に一番のネガ。 MacBook重いです。

Youtuberなどで16インチのMacBook(2kg)に比べたら「1.2kgしかないM1 MacBookAirは軽い」という方がいるのも事実ですが、1.2kgは13インチのノートとして決して軽くはないです。

これも感覚的な話になりますが、私の会社用PC(Windows機)は800g前後ですし、世間で一番軽いノートパソコンなんて600gにせまる勢いです。

MacBookの質感の高いボディなど、ある程度重くなってしまう事は仕方ないのかもしれませんが、

MacBook "Air" ならせめて1kg前後にしてほしいという感じます。

②本体が冷たい

こちらは冬限定のデメリットかもしれないですが、アルミ製のボディは冷たいですね。

個人的にベッドの上に座ってMacBookを触ることに、幸せを感じてますが、

ちょっとお腹が冷えそうなので、置く位置を太ももまでずらすようにしてます。

 

③文字入力がイマイチ

デフォルトの機能だと、文字変換が使いにくいと感じました。

例えば、サイトのログイン要求などで「ひらがな」だけを連続して入力したいときでも、

デフォルトの文字変換だと、勝手に入力したひらがなを漢字などに変えてくれるので、イライラすることもしばしば。

この辺は、文字変換ソフトを入れ替えり、設定で対処できると思われますが、

Window歴の長い私としては文字入力はWindowsの方がしやすいと感じました。

この辺は慣れの要素が大きいのかもしれませんね。

 

④立ち上げが意外と遅い(M1なのに)

些細な話になりますが、電源OFF状態から立ち上げると、1分弱かかる印象です。

爆速でおなじみのM1ですが、電源OFFからの立ち上げスピードに関しては、Windows機への優位性は感じません。

スリープ状態からの立ち上げは、iPhoneiPadと変わらない速さである事は付け加えておきます。

 

⑤グレア液晶の映り込み

こちらも個人の好みですが、画面への映り込みは多いですね。

これはモニターが光沢液晶(グレア液晶)であることが原因です。

MacBookRetinaディスプレイの美しさ(特に"黒"の再現)は気に入っているのですが、それとトレードオフなのか、照明などが映り込みがちです。

この点は液晶フィルムなどを貼ることで軽減はできそうですね。

まとめ

以上、MacBook初心者が1か月Macを使ってみて感じたメリット・デメリットを5つずつ紹介してきました。

 

頑張って同じ数を上げましたが、

正直MacBookを買ってみてメリットの方を強く感じているので、

デメリットのいくつかはこじつけた感覚です(笑)

 

私がデメリットとしてあげた「重さ」に関しても、ネットニュースなどを見ていると、

2021年の中盤以降に出るといわれる次期MacBookAirは軽くなるといわれていますね。

最近Macbookを買ったばかりの私としては複雑な気持ちですが、これもAppleユーザーあるあるなのかもしれません。

 

以下私がMacBookを買おうと思った経緯を書いているので、ご興味あればどうぞ。

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