【交換してなんぼ】良いお金の使い方
日常を通してお金は使ってこそ意味があると再認識したという話を書いています。
貯金残高が増えた! だから?
残業代をもらっても
私は毎月残業をしています。残業は好きではないのですが、業務を進めるうえで、やむなくしています。
日中に自分の仕事を進めたくても、打ち合わせを入れられたり、色々な人から相談を受けたりと、自分だけの時間を持てないことがあります。
私の所属している部署は、残業に対して寛容で、むしろ残業時間が少なければ、もっと仕事を振ってもいいのではないかと考えているのではと思う事もあります。
毎月、数万円の残業代が、基本給に上乗せされて振り込まれます。「働いた分だけ、残業代がもらえるのは恵まれている」と考える人もいるかもしれません。
だけど私は残業代を使わないのです。私は生きるのにそれほどコストがかかりません。
一方で、少しくらい残業代を多くもらえても、労働そのものを卒業することはできません。それが資本主義です。
お金はただの数字
数字が変化するだけ
私は日常生活で「現金」を使用することはほとんどありません。
何かを買う際の決済は、
- クレカ85%
- 現金10%
- QRコード5%
という感じです。9割はキャッシュレスです。
現金を使うのは、
- ラーメン屋
- 割り勘
- 田舎での支払(例:キャンプ場)
くらいです。
このようにキャッシュレス決済が増えて改めて思うのは、お金は画面に表示された「ただの数字」だということです。
例えば、私がコンビニでパンや飲み物をSuicaを使うと、スマホに表示されたSuica残高(数字)が減ります。
それだけです。電卓に表示された数字も「C」ボタンを押せば一瞬で消えてしまうように、画面に表示されたお金にも「はかなさ」を感じます。
そしてそんな数字の表示を変えるために、私たちは日々、自分の命の欠片である時間を売って、お金を得ているのです。
おにぎりや水
そんな「ただの数字」に人が価値を感じるのは、生きるのに必要な「おにぎり」や「水」と交換できるからです。
他のものと交換ができるからこそお金に価値があります。
逆に言えば他の物と交換できなければお金に価値はありません。
あくまで、お金はただの紙であり、金属であり、データなのです。それらで私たちのお腹は膨れません。
おにぎりはコンビニで120円くらいで買えますが、もしおにぎりの値段が1200円になったら私たちは1200円払わないとおにぎりを買えないのです。
もしおにぎりの作り手に売る気がなかったら、たとえ120万円払ってもおにぎりは手に入りません。
お金はとても便利ですが同じくらい「はかない」のです。
お金は交換してなんぼ
お金は手段
おにぎりや水の話のように、お金は交換して初めて価値があります。
お金はあくまで人生の手段です。
日本人は特にお金を貯めることが好きです。昔の国策などもあって、貯蓄習慣を植え付けられたのが日本人です。
だからといってなんでもかんでもお金を使うのが良いというわけではありません。
必要でなかったり、欲しくもない物を、借金してまで買うのは、お金の使い方として健全ではないでしょう。そういう方は、収入の範囲内で生活をする習慣を身に着ける方が先です。
結局、年収1000万円でも貯められない人は貯められないし、年収300万円でも貯められる人は貯められるのです。貯金は習慣だからです。
一方で貯金習慣のある人を前提とした時には、
お金は貯めるより使う方が難しく、貯め方より使い方が人生で重要
というのが私の考えです。一度、貯金体質になれば、貯めるのはそれほど難しくはありません。
難しいのは使う方です。貯める習慣のある人は、お金を使うのに慎重になります。せっかく貯めたお金なのですから、簡単に手放したくはないでしょう。
だからといって、貯金残高が変化するのを眺めていても本末転倒です。お金は手段だからです。お金は何かと交換することで真価を発揮します。
良いお金の使い方
どんなお金の使い方が良いのかは人それぞれですが、私は以下のような使い方と考えています。
- 自分の内側に何かが残るもの(思い出、経験、知識)
- 時間を節約したり生み出すもの(書籍、勉強会、快適な道具、住む場所、健康)
- プラスの感情をもたらすもの(笑い、ワクワク、感動、癒し、充足、夢中)
例外はあるものの、形に残らないモノと交換するのが良いお金の使い方 というのが持論です。
最近良かったお金の使い方
冒頭に書いた通り、残業代をもらっても使い道のない私ですが、
お金は寝かせておいても価値を生まないので、最近は意識してお金を使うようにしています。
ここでは最近私が良かったと感じたお金の使い方を紹介します。
マルチデバイス マウス&キーボード
「いきなり”形に残るモノ”じゃないか !?」と言わずもう少しお付き合いください。
日常的に2つ以上のPCを使用している中で、マウスやキーボードを各PCに接続するのに、いちいちUSBポートで抜き差ししているのは面倒でした。
これらのマウスやキーボードは手元のボタンを押すだけで、すぐに使用対象となるデバイス(PCなど)が切り替わります。
とくにキーボードに関しては、これまでケーブル付きの物を使っていたため、ダランと垂れたケーブルは物理的に邪魔なうえに、視覚的にも目障りでした。
こういった不快がこの買い物で解消しました。
またマウスのボタンには、専用のソフトウェアを通じて、自分の好きな機能(例:Ctrl+C)などを割り振ることもでき、新しい技術に感動しました。
この買い物で私のお金は出て行きましたが、それに代わる良い価値を得ることが出来ました。
お金を守る事だけ考えていたら、できなかった経験だと思います。
A4方眼ノート
2020年で方眼ノートやメモ帳に1万円近く使っているかもしれません。
紙代なんて節約しようと思えばいくらでもできます。
B5のノートは100円ちょっとで買えますし、 会社だったらコピー用紙を貰えばいいし、 自宅だったらチラシの裏紙だって代わりにはなります。
それでも紙質の良いモノはペンの走りが良くて明らかに快適であり、そういう紙にはどんどん何かを書きたくなること、
そして考えをまとめるには紙がよいことを知っていたので、最適なノート&メモ帳を探求しつづけました。
ちなみに現時点における、お気に入りはA4方眼ノートです。
アイデアを広げたり、まとめる事を考えると、サイズは大きければ大きいほど良いです。
その中で携帯性とのバランスの限界がA4だと思っています。
ちなみに上記のノートは900円します。通常ノート一冊に900円は安くはないですよね。
ですが
- 洗練された外観
- 何度も撫でたくなる紙のサラサラ感
- 厚みのある紙の確かな書き心地
- 方眼目とA4の広さによる思考整理力(脳のスッキリ感)
を考えると、私にとっては良い買い物でした。 ちなみにペンはジェットストリームがお気に入りです。
卵
た、たまご?!
はい、あの卵です。スーパーで10個入り200円弱の物を買っています。
世の中のモノは「価格」と「価値」という二つの要素を持っています。一般的には以下のようなことが言えるかと思います。
卵を買うのは割安な買い物だと思っています。
卵は持っている価値に対して価格が安いです。
その理由は
①単純に美味しい ②カラダに良い
からです。
卵はたんぱく質の元となるアミノ酸、しかも人間が体内で必要量を合成できない「必須アミノ酸」をすべてバランスよく含んだ優秀な食材です(興味があれば「卵 アミノ酸スコア」などで検索してみてください)。
こんな素晴らしい食材が10個200円で買えるのです。「良薬は口に苦し」と言いますが、卵は例外でですね。
以上3つの良かったお金の使い方を紹介しましたが、それ以外にもこの冬に私は以下のような物事にお金をつかいました。
最後に
今回はお金を使う事について書いてきました。
話のポイントをかいつまむと
- 望まない残業代をもらうも 使い道がないという話
- お金自体は「はかない」もので、交換して初めて価値があるという話
- 「良いお金の使い方」を紹介
- 私が最近良いと思ったお金の使い方を紹介
という感じです。
一つでもご参考になったことがあれば嬉しいです。
ご興味あれば私がこの冬に買った2つのパソコンの話もどうぞ。