【ひとりキャンプってどうなの?】ソロキャンプの楽しさ・過ごし方
ソロキャンプに興味があるんだけど、やったことないから不安。どう始めたらいいの?
キャンプに行きたいけど、 休みの合う人がいないんだよね。
なんか職場や学校に疲れたな。 あーひとりになれる時間が欲しい!
キャンプ場に行くとソロキャンパーを見かけるけど、あの人たちは何が楽しんだろ?
こんな思いを持つ方々に向けて、ソロキャンプの素晴らしさとソロキャンプが簡単な理由をご紹介します。
私はぺペロンと申します。2020年から本格的にキャンプをスタート。
年20回以上キャンプに行きましたが大半は「ソロキャンプ」を楽しんでいます。
今回はそんなソロキャンLOVERがその魅力をご紹介します。
ソロキャンプの何が良いの?
ソロキャンプの良さを一言でいえば、それは「全てが自由」であることです。
誰かと一緒にキャンプに行くことを想像してみてください。あらかじめ、目的のキャンプ場、日付、集合場所、集合時間を決めることになると思います。
だけど、ソロキャンプはこれらからすべて解放されます。
例えば土曜日にキャンプに行くとしましょう。
これがソロキャンプだったら、土曜の朝までた~っぷり寝た後に、寝ぼけた顔で天気予報をみつつ、
キャンプに行く気になったら、そこからキャンプに出発する事だってできるんです。
この時に、天気予報が悪かったり、キャンプに行く気分にならなかったら、
その日にキャンプに行かないのだって自由です。
一方でやりたいキャンプをしようと思えば、いくらでもやりたいキャンプができることもソロキャンプの良さです。
例えば、北海道にどうしても行きたい憧れのキャンプ場があるとします。
北海道に住んでいない人間にとって、北海道に行く事、ましてそこでキャンプをする事はハードルの高いことですよね。
[caption id="attachment_2537" align="alignnone" width="1024"] 展望台からサロマ湖を望む[/caption]
普段は一緒にキャンプに行く仲間がいたとしても、こういう話になってくると、越えなければいけないハードルはたくさん出てきます。
これがソロキャンプなら、自分の休みと天気さえ整えば、ハードルひとっとびです。
あなたのキャンプをすべてあなたの思い通りに設計できること
これがソロキャンプの魅力です。
ソロキャンプに行って何をやるの?
ひとりでキャンプに行くのはいいけど何をして過ごせばいいの?時間持て余しそう。
こんな疑問って湧いてきますよね。でも私はソロキャンプに行って時間を持て余したことなんて一度もありません。
その理由はキャンプで何か特別なことをする必要なんてないからです。
キャンプでやることって普段家でやっているようなことで全然OKなんですよ。
例えば、キャンプ場で自然に囲まれながら、椅子に座ってスマホでYoutubeを見続けるでも全然OKです。
スマホに映画をあらかじめダウンロードしておけば、データ通信も消費しないですし、キャンプ場が圏外でも問題ありませんよ。
え~キャンプって言ったら、BBQしたり、焚火で料理したりするんじゃないの??
確かにそれもすごく楽しいアクティビティですし、やりたいなぁと思っている方には是非楽しんでほしいと思います。
でもここで言いたいことは、キャンプでやることを特別に考える必要はないということです。
ちなみに私が好きなのは、焚火を眺めてお酒を飲みつつ、イヤホンをつけて好きな音楽を聴き、眠くなってたらそのまま寝床にもぐって寝る です。
[caption id="attachment_2563" align="alignnone" width="493"] やりたいことをやって ウトウト[/caption]
これ地味に最高ですのでオススメですよ(笑)
とはいえ、あまりに選択肢が多すぎても困ってしまうと思うので、具体的に2つほどオススメのやることを紹介します。
焚き火
焚き火だけやってれば、驚くほどあっという間に、楽しい時間が流れます。ゆらゆら揺れる炎って見ていて全然飽きないんですよね。
私たちの中に眠っている太古の遺伝子のせいか、火の持つ魅力にはあらがえないみたいですね。
焚き火は木に着火するまでにも準備がありますし、たき火を燃やし続けるためには、定期的に木をくべて焚き火を維持する必要があります。
そんなことに夢中になっていると、あっという間に数時間たっていますよ。
ちなみに焚き火をする場合は、キャンプ場によっては直火(じかび)という、地面の上で直接火を使う事が禁止の場所もたくさんありますから、この場合は「焚き火台」が必要になります。
焚き火台にもたくさん種類がありますが、ソロキャンパーの私は以下の二つを使っています。
1つめがコチラ。
こちらの焚き火台は値段も2000円と手ごろで、収納すればリュックに中にも入るほどコンパクトになるので、純粋に焚き火を楽しみたい方や最初はあまりお金はかけずに焚き火台を買いたいという方にお勧めです。数人のキャンプなどでも使える大きさです。
二つ目はこちらのチタン製焚き火台。
[caption id="attachment_2574" align="alignnone" width="625"] スーパーで買った焼き鳥を乗せてみたり[/caption]
こちらの魅力は何といっても300gを切る圧倒的な軽さと、収納時に小型ノートのような薄さになるコンパクトさです。完全にソロキャンプ用の大きさですね。
サイズがコンパクトなので、くべる木の大きさを選ぶ必要はありますが、焚き火台の上で簡単な料理をすることも可能です。荷物をできるだけ小さく軽くしたい方にはイチオシです。
もし焚き火の着火に不安があるなら水をかけても火が消えないというロゴスの着火剤がお勧めです。私も持ってますが一度火がつくと着火剤が燃えきるまで消える気がしない安定感がありますよ。
ライターも紹介しておきますね。100均で売っている普通のライターでもよいですが、
キャンプ用に買うならどの方向からでも火がつけやすいこういったタイプがお勧めです。
普通のライターで真下から火をつけようとすると、自分の手を焼きかねないですからね。
料理
[caption id="attachment_2570" align="alignnone" width="625"] 飯ごう炊飯に挑戦(トレック900の蓋をお皿代わりに)[/caption]
野外で料理を作ってみるのもオススメです。
先ほど焚き火を紹介しましたが、必ずしも焚き火を使って料理を作る必要はありませんよ。
焚き火を使った料理は雰囲気もあって楽しいですが、火力を調整するのに手間がかかるのと、鍋が煤(すす)で真っ黒になるという点が少しネックです。
もし気軽に料理をしたいのなら ガスバーナー+コッヘルのセット がお勧めです。
ガスは家庭のキッチンで使い慣れている人が多く、火力の調整が楽です。それにキャンプ用のガスバーナーとガス缶を持っておくことは、災害への備えになるのでオススメです。
オススメのバーナーとコッヘルですが、
「イワタニのジュニアバーナー」は定番かつ安定感のある逸品です。
コンビニやスーパーで売っているカセット缶(CB缶)が使えるので、ガス缶をどこでも調達しやすいことが魅力です。
そして上記イワタニのジュニアバーナーに合わせるコッヘルには
スノーピークのトレック900がオススメです。
その理由はまずこの900ccという大きさが1人・2人くらいの少人数キャンプに使いやすい事に加えて、以下のようにジュニアバーナー(緑の入れ物)がコッヘルにすっぽり収まるからです。
[caption id="attachment_2585" align="alignnone" width="660"] シンデレラフィット![/caption]
またトレック900の材質は熱伝導のよいアルミなので、お米で炊飯にチャレンジするのにも向いていますよ。
なお荷物の軽量化を考えている方には、こちらの組み合わせもオススメです。
SOTO アミカス
登山などにも向いている小型軽量なバーナーです。
[caption id="attachment_2587" align="alignnone" width="768"] 矢印の先のパーツが「アミカス」 小さいでしょ?[/caption]
アウトドアショップなどで売っているOD缶と呼ばれるガス缶を使用するので、カセット缶よりも入手性と経済性(300円/缶くらい)は落ちますが、風にも強く頼りになる相棒です。
プリムス イージークックソロセットS
[caption id="attachment_1131" align="alignnone" width="1024"] こんな感じで「アミカス」がスッポリはいります。[/caption]
このコッヘルもまた「アミカス」をすっぽりと収めることができます。
先ほどのジュニアバーナー+トレック900より一回り小さなソロキャンプ専用コンビがこのアミカス+イージークックSの組み合わせですね。
オススメ料理
ちなみにどんな料理を作るかということですが、
キャンプは台所と違って使える道具が限られているので、ため息がでるほど簡単なものがオススメです。
具体的には、
・お湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲む ・お湯を沸かしてカップ麺を食べる ・自宅で切った食材を持参して鍋を作る ・鶏肉を鍋のもとで煮る ・買ってきた餃子を煮る
[caption id="attachment_2592" align="alignnone" width="1024"] こういう小さい鍋のもとはオススメです[/caption]
いやそれ料理っていわないでしょ!!はぁ…(ため息)
凝った料理を作らなくても、キャンプだと美味しく感じるので大丈夫です。
「ピクニックのおにぎりは普段のおにぎりより美味しい」の原理と一緒です。
ちなみに「煮る」料理が多いのは、この方法が一番失敗しにくいからです。
食材に熱が効率的に入りますし、コッヘル(小さい鍋)が焦げ付く心配もないですからね。
「焼く」をしたくなりますが、工夫しないで行うとほぼ焦げ付きます。家帰ってから落とすのめんどくさいんですよね。
以上ソロキャンプのオススメの過ごし方として焚き火と料理を紹介しましたが、
ソロキャンプで何をやるかは完全にあなたの自由です。
本を読んでも、音楽を聴いても、ただ空を眺めていても。この圧倒的自由さこそがソロキャンプの魅力なのです。
ソロキャンプに向いている人は?
以上ソロキャンプの良さと過ごし方を紹介してきましたが、私の考える、ソロキャンプに向いている人・向いていない人について紹介します。
ソロキャンプに向いている人
・休日を一人で楽しめる人 一人の時間が好きな人は完全にソロキャンプ向きです。「休日くらい一人になりたいよ」って人はいらっしゃいませ。
・自立心の強い人 自分の力を試したい、何かあっても自分の力で乗り切るんだって考えの方もソロキャンプ向きですね。ソロキャンプは全て一人で自然に向き合いますので、経験値をガンガン稼げますよ。
・思いったらすぐに行動したい人 誰かと予定を合わせていたらすぐに動けませんよね。フットワークを軽くしたい方はソロキャンプを提案させていただきます。
・大勢と一緒にいると疲れてしまう人 大人数でいると元気が吸われていくタイプ。内向性の強い方ですね。私と一緒です(笑)一人になって元気になりましょう!
・一つの物事を突き詰める人 趣味でも仕事でも勉強でも、気がつくと周りの人より深い所まで極めがちなそこのあなた。ソロキャン向きですね。
・自然と向き合いたい人 太陽の光、川の音、肌に当たる風。自然を感じるには一人が一番です。
・自分と向き合いたい人 ソロキャンプで時間を持て余さない理由の一つは、「脳内でたくさんの会話」がなされるからなんですよね。いつも脳内会話しているそこのあなた。せっかくなので自然の中でリラックスして脳内会話を満喫しましょう。
ソロキャンプに向いていない人
・寂しがりの人 「ひとりカラオケ」とか「ひとり焼肉」とか理解不能。こんな方はソロキャンプよりもみんなで行くグループキャンプ(グルキャン)が向いていますね。周りにキャンプをやる人がいないか探してみましょう。
・心配性の人 つい旅行の荷物は多くなりがち。だって何が起こるか分からないし… こんな心配性の方はソロキャンプではなく、キャンプ経験者と一緒に行ってみるのが良いかもしれないですね。経験者からノウハウを学べばソロキャンプのハードルが下がりますよ。
・他人の目が気になる人 「こんなところ誰かに見られたらどうするのよ」 そんな美意識の高いあなたはソロキャンプには向いていないかもしれません。 ただ一度キャンプにいくと結構な人数がソロキャンプをしているので「あれ?ソロキャンパーってこんなにいるの。心配しすぎだったかも」となるかもしれませんね。
あなたはソロキャンプ向きでしたか?
個人的には「寂しがりや」な人は向いていないかけど、それ以外の人ならソロキャンプにトライしてみる価値アリかと思います。
Let's ソロキャン!
まとめ
以上ソロキャンプの素晴らしさや過ごし方について紹介してきました。
1つめの「ソロキャンプの何が良いの?」では
ソロキャンプの持つ「圧倒的自由さ」という良さについて紹介しました。
すべてのペースはあなた次第。土曜日の遅くまで寝ていてもソロキャンプには行けるのです!
2つめの「ソロキャンプに行って何をやるの?」では
ソロキャンプで行う事は、普段家でしている事と同じでOKという話をしました。
また具体的なオススメとして焚き火 と簡単料理 とそれぞれのオススメ道具を紹介しました。
3つめの「ソロキャンプに向いている人は?」では
私の考える ソロキャンに向いている人・向いていない人を紹介しました。
一言でいえば「寂しがり」でなければ、ソロキャンはトライしてみる価値があると思います。
以上、ソロキャンプの素晴らしさと過ごし方の紹介でした。
ソロキャンプに興味を持ってくれた方は、日帰りのデイキャンプからソロキャンプを試してみるのはいかがでしょうか。
エンジョイ キャンプ!