【初心者キャンパー向け】泊まりキャンプの流れと時間ごとのポイント
「泊りキャンプに行くんだけど、キャンプの流れがわからなくて不安」
「他のキャンパーの過ごし方や気をつけている事を知りたい」
こんな方に向けて、私ぺペロンの1泊2日キャンプの流れと時間ごとのポイントを解説します。
1日目
7:30 自宅で起床 & 身じたく 9:30 出発(リュックを背負って) 10:00 最寄り駅から電車へ 13:00 キャンプ場最寄りの駅に到着 13:00-13:30 駅周辺で昼食 13:30-14:00 駅周辺で買い物
14:30 キャンプ場到着&受付 14:30-15:00 テントを貼る場所を決める 15:00-15:30 テント・タープ設営 15:30-16:00 疲れたのでひとやすみ
16:00-16:30 売店で薪を購入&マットを膨らます 16:30-17:00 まったりする 17:00-17:30 焚き火 火おこし&火の安定 17:30-18:00 まったりする 18:00 夕食の準備 18:30 日没 18:30-20:30 焚き火をしながら好きなこと 20:30-21:00 寝るための準備(歯みがきなど) 21:00- 寝る
2日目
6:30 起床 6:30-7:00 まったりする(朝ごはん準備) 7:00-7:30 朝ごはん 7:30-8:00 食後のまったり 8:00-8:30 小物の荷物をまとめる
8:30-9:00 大物の荷物(テント等)を撤収 9:00-10:00 予備時間 10:00 チェックアウト 18:00 帰宅後
はじめに(心がけ)
時間ごとのポイント解説のまえに、全体を通してあらかじめ知っておくと良いことを紹介します。
予定をつめ込まない
キャンプでは現場での準備に予想外に時間がかかることがあります。例えば、テント設営に手間どったり、火おこしに苦戦したり。
キャンプに行くついでにその土地の「観光」などをしたくなるかもしれませんが、1泊2日のキャンプでは予定はスカスカにしておく位がちょうどよいです。
太陽と共に動く
自然の中で行うキャンプはいつも空と一緒です。
日中は太陽が出ているため、キャンプ場でも視界が効きますが、日が沈むとあたりは暗くなり、ライトがないと厳しくなります。
空が明るいうちにできる事は済ませることが大切です。
無理をしない (安全第一)
キャンプは自然の中で行うアクティビティです。人間は自然には勝てません。
キャンプ直前で天気が急変して、不安がある時は中止(予約キャンセル)するなど、常に安全第一を意識しましょう。
事前の天気予報チェックもお忘れなく!
1日目(解説)
7:30 自宅で起床 & 身じたく
荷作りは前日までに済ませておくことで、キャンプ初日の朝はいつもの時間に起きて、身じたくをします。生活リズムを崩さないことで体力をキープします。
なんだかんだキャンプって体力を使いますからね。 スマホと同じように自宅にいるうちにしっかり充電しておくイメージです。
9:30 出発(リュックを背負って) 10:00 最寄り駅から電車へ 13:00 キャンプ場最寄りの駅に到着
13:00-13:30 駅周辺で昼食
「え?せっかくキャンプに行くのに、どうして外食なんてするの?」
こんな疑問が浮かぶかもしれませんが 腹が減っては戦(いくさ)はできない からです。
キャンプ場に着いてからって結構やることが色々あるんです。
昼ごはんを済ませることで、エネルギーをチャージしつつ、この後の買い物の荷物を減らし、更にキャンプ場で昼食をとる手間も省きます。
13:30-14:00 駅周辺で買い物
ここでのポイントは、自宅から食材を持っていくのではなく、行く途中に食材を調達するということです。
現地の近くで買った方が、そこまで重い荷物を持つ負担がなく、食材の鮮度もよい状態を維持しやすいからです。
また事前にランチを済ませておくことで、空腹による買いすぎを防ぎます。
現地では手に入れることが難しい「こだわりの食材」のみ自宅から持参します。
14:30 キャンプ場到着&受付
ここでのポイントは、キャンプ場内の施設(売店やシャワー)が何時まで営業しているかを確認しておくことです。
特に売店は18時くらいに閉まってしまう事もあるので、受付が終わったらそのまま売店に行って、何が売っているかを下見するのも良いです。
14:30-15:00 テントを貼る場所を決める
フリーサイト(意味は下記参照)内でどこにテントを張るかを物色します。
ここでのポイントは、
- 地面が平らか、ぬかるんでいないか
- 周りのキャンパーの雰囲気 (例:夜中までうるさそうな集団は避ける)
- 川原キャンプ場の場合は少しでも高い場所 (万一の増水リスクを考える)
- 崖の近くは避ける(落石などのリスク)
- トイレや炊事場との距離感 (近い方が便利だけど人通りが多く騒がしい可能性)
他にも「日あたり」など例を挙げるとキリがないですが、まずは上記ポイントを参考にしてみてください。
- コテージ(建物):貸別荘のように冷蔵庫などがついた家を貸切るイメージ
- バンガロー(建物):テント代わりになる木造の簡素な建物です
- 区画サイト(地面):あらかじめテントを貼る場所が指定されたサイト
- オートサイト(地面):車で入ることのできる区画サイト
- フリーサイト(地面):指定エリア内の好きな所でキャンプしてねというサイト
[caption id="attachment_2658" align="alignnone" width="1024"] 東京 奥多摩 川井キャンプ場のバンガロー[/caption]
15:00-15:30 テント・タープ設営
テント・タープを設営するときのポイントは、テントとタープで設営が得意な方(早く完成できる方)から始めるということです。理由は少しでも早く、雨風を防げるシェルターを作るためです。
特に山の近くにあるキャンプ場は、天気予報に反して雨が降ってくることがあり、身体を濡らさないための屋根があることは重要です。
[caption id="attachment_2448" align="alignnone" width="1024"] 私の使ってるテント montbell ステラリッジ2[/caption]
15:30-16:00 疲れたのでひとやすみ
このタイミングに限らずですが、キャンプは休み休みやりましょう。
設営などは慣れないと結構疲れますし、
休憩をして頭がスッキリした状態の方が、設営も火おこしもうまくいくものです。
16:00-16:30 売店で薪を購入&マットを膨らます
焚き火をする方は、暗くなる前に薪(まき)を売店で購入します。もし針葉樹と広葉樹があったら、針葉樹(スギなど)を購入します。
火が付きやすく楽ちんなのは 針葉樹(しんようじゅ)だからです。
また、空気で膨らませるタイプのマットを使う方は、このタイミングで膨らませて、いつでも寝られる準備を整えておきます。
「水をくむ」のもこの時間です。
暗くなるとこういった準備が面倒になるので、明るいうちに済ませるのが吉です。
16:30-17:00 まったりする
17:00-17:30 焚き火 火おこし&火の安定
焚き火をする方は、日没より1時間以上は前に、焚き火の火おこしを済ませるのが良いです。
案外、手間どることもありますし、こちらも暗くなってからだと面倒だからです。
焚き火の火おこしについては、また別に記事を書こうと思っていますが、
ポイントとしては以下になります。
- 乾いた針葉樹(スギなど)を使う
- 着火剤を使う
- 薪を大きさごとに分けて 焚き火の準備をしてから着火する
- 火おこしは細い薪で行い、徐々に大きい薪に火を移す
- 空気(酸素)の通り道を確保する
17:30-18:00 まったりする
18:00 夕食の準備
必ずしも本格的なキャンプ料理を作る必要はありません。
近くのコンビニで買ったおにぎりやお弁当を食べるのも全然OKですよ。気張らずに行きましょう。
もしバーナーを持っていれば、お湯を沸かしてカップ麺を食べるだけでも楽しいですよ。
18:30 日没
日が落ちると一気に暗くなります。
この日没までにできるだけ準備を済ませておくのが肝です。
「もういつでも寝れる」という状態をこの時までに作っておくのが理想です。
18:30-20:30 焚き火をしつつ夕食&好きなこと
キャンプでも最も楽しい時間の一つです。
仲間との会話を楽しむでも良いし、焚き火をみてボーっとするのも良しです。
周りの人に迷惑をかけないレベルで好きに過ごしましょう。
20:30-21:00 寝るための準備
歯みがきなど寝るための準備を進めます。暗いので足元に気をつけて。ヘッドライトを持っていると両手が使えて安心です。
安いものでいいのでこんなのがあると便利です(私が以前使っていた物)。単3電池1本で使えるので、荷物にならず便利ですよ。
21:00- 寝る
「夜9時に寝るとか 早くない? せっかくのキャンプなのに」
私も以前は夜中の1時くらいまで起きていた事もあるんですが、最近は22時前には寝床(ねどこ)に入るようになりました。
理由は「日光」という圧倒的目覚まし時計で、朝はいやでも早めに目が覚めるからです。
翌日の起きてからチェックアウトまでのバタバタを考えると、早寝早起きがオススメです。
2日目(解説)
6:30 起床
日光、鳥の鳴き声、周りの人の音などで勝手に目が覚めてしまうことが大半ですが、
どんな事も微動だにしない「眠りの達人」はチェックアウト時間の3時間前までに目覚ましをかけておきましょう。
6:30-7:00 まったりする
せっかくの自然の中の朝ですから、コーヒーでも入れながらまったりしましょう。
朝にご飯を炊く方はこのタイミングで米を研いで水につけておきます(30分以上浸す)。
寝坊をして時間に余裕のない方は朝ごはんを抜くのもありです。
朝に焚火をするかも時間と相談です。チェックアウトまでに火を完全鎮火する必要があるので、時間に余裕がない状態で火をおこすと、バタバタすることになります。
7:00-7:30 朝ごはん
[caption id="attachment_2778" align="alignnone" width="1024"] 炊飯成功![/caption]
7:30-8:00 食後のまったり
8:00-8:30 小物の荷物をまとめる
チェックアウト時間の3時間くらい前から帰り支度(したく)をはじめます。
最初は小さい物からまとめ始めます。寝袋を圧縮袋に入れたり、エアマットの空気を抜いたり。
8:30-9:00 大物の荷物(テント等)を撤収
小物のまとめが終わったら、テントやタープなどの大物の撤収を始めます。
チェックアウト時間の2時間前にはスタートしていたいです。
焦ってやると「収納袋にうまく入らない~」ということが起こりがちなので、時間に余裕をもってリラックスしながら撤収準備を進めます。
9:00-10:00 予備時間
チェックアウト時間直前の1時間は 撤収作業がとどこおった時の「保険」として確保しておきます。
この時間帯になると、この日の新たなキャンパーたちが徐々に来はじめるので「ざわざわ…」し始めます。できれば、撤収を完了して余裕をもって過ごしたい時間帯です。
キャンプ場でレンタルをしている人は、レンタル品を受付に持っていきます。
10:00 チェックアウト
キャンプ場によってチェックアウト時間は異なりますが、10時から11時くらいが多いと思います。
バンガロー泊などの人は鍵の返却をする必要があったりしますので、要注意です。
キャンプ場で借りたレンタル品を間違って持ち帰らないように、キャンプ場を出る前に荷物を確認しましょう。
18:00 帰宅後
「いや~キャンプ楽しかったけど 自宅も最高~ バタッ(ベッドにダイブする音)」
気持ちはわかります!
が、その前に頑張って以下のことをしておきましょう。
- 寝袋を圧縮袋から出して部屋干しする
- 使った食器類は台所へ(水に浸けておく)
- 着替えは洗濯かごなどに出しておく
- 濡れてるものがあれば極力干しておく
日曜日にキャンプから帰ってきて、翌日から会社なり学校となると、荷物をそのまま放置しがちです。
最悪カビが生えてたりして、キャンプ用品をダメにしかねないので、最後のひとふんばり頑張りましょう!
さいごに
以上、私の泊りキャンプでの時間の流れと、それぞれでのポイントを紹介してきました。
キャンプのスタイルは人それぞれですので、キャンプを繰りかえす中で「マイキャンプスタイル」を作っていってもらえればと思います。
この記事の最初にお伝えした大まかなポイントを、もう一度お伝えして終わりにしたいと思います。
この記事の最初に戻る方は こちらから どうぞ。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!