【登山なんて何が楽しいの?】登山のメリット3選
登山って、重い荷物を背負ったうえに、坂道まで登って
そんなことやって何が楽しいの?バカなの?
そんな疑問に対する私の答えを紹介します。
目次
1.自己紹介
登山好きなサラリーマンです。
2018年のGWで家にひきこもった結果、たるんだ身体に罪悪感がつのり、
晴らすためにふらっと高尾山に行って以来、登山のトリコになりました。
2018年、2019年ともに、 シーズン20回以上は登山に行った登山中毒者です。
登った山は、、 十勝岳・大雪山(北海道)、雲取山・鷹ノ巣山(東京)、赤城山、谷川岳(群馬) 南アルプス(八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、鳳凰山)、 奥秩父(金峰山・瑞牆山)、四国(石鎚山、剣山)、高尾山(20回以上)などなど
[caption id="attachment_192" align="alignnone" width="1024"] 憧れの八ヶ岳に登る[/caption]
2020年の目標は、 日本で2番目に高い「北岳」に登ること!
2.登山をするメリット3選
①心も体も元気になる!
「なんだか最近モヤモヤしてスッキリしない」 「なんか最近生きてるって感じがしない」 「人間関係でムシャクシャする」
こんな方には登山がオススメです。
登山をして自宅に帰ったあとの充足感。
身体の疲れからくる健全な食欲。
ふとんに入って寝られる幸せ。
登山をすると、
人間とは そもそも動物の一種であり 登山は動物として健全な行為
であるという事を感覚的に理解できます。
登山では、荷物を背負って、山を上り下りするので、
登っている最中や、その翌日に、
体が疲れたり、筋肉痛になったりします。
だけど登山を続けていると、こんな感覚になります。
「あれ?まるで風邪をひく気がしない…ゴゴゴゴゴ」
登山によって、体も心も鍛えられます。
登山で心がスッキリして、体もどんどんたくましくなります。
病は気から。心と体は二人三脚です。
実際、私は登山を始めてから風邪をひいていません。
私たちは日々、スマホやパソコンをいじり、電車や車に乗って、
近代生活の中を生きていますが、脳を含めた私たちの体は、
実は原始人と変わらないそうです。
日々なんとなくスッキリしない事の一因は、
こんな原始人な体と近代的な社会とのギャップだったりするそうです。
だったら大自然のなかで有酸素運動を続ける登山のメリットがないわけがないですよね。
さらに年齢を重ねても継続しやすいことも、登山のすばらしさです。
[caption id="attachment_319" align="alignnone" width="1024"] 道端にキノコ発見! 山は発見に満ちています。[/caption]
登山はリアルワールドRPGです。
登山しはじめの時は、分からない事ばかりです。
高尾山などの初心者向けの山を登りますが、翌日はひどい筋肉痛に襲われたりします。
だけど、その筋肉痛が治った時、もうあなたのレベルは上がっているのです。
肉体だけではありません、登山に関する知識・経験・技術も高まっていきます。
その結果、
登山日程の計画能力、道具の選定能力、状況判断能力なども高まっていきます。
登山は失敗の連続です。
「救助」が必要になるような大きな失敗は、
最初からさけるよう全力で準備をしなければいけませんが、
それでも小さな失敗は毎回起こります。
「余計な荷物を持ってきて登るのが辛かった」
「山頂で休憩しすぎて、山を下りるのが日没ギリギリになった」
毎回、失敗を持ち帰って、次の登山にそれを反映する。
この繰り返しです。
[caption id="attachment_338" align="alignnone" width="569"] にわか雨で体を濡らし雨宿り[/caption]
だけど「今回の失敗→次回に反映」
を繰り返しているうちにふと、成長した自分を発見できます。
「以前は辛かったあの山に、すんなりと登れるようになった」
「以前は雨に降られて辛い思いをしたけど、今回は対策をしたから大丈夫だった」
この「成長の実感」は登山の醍醐味の一つです。
そして成長した自分を発見すると、
自分の事をもっと好きになれます。
山のほうも山のほうで、
気温、湿度、路面状況などを毎回変えてきます。
[caption id="attachment_175" align="alignnone" width="768"] 高尾山 稲荷山コース 前日の雨でグチャグチャに[/caption]
だから登山での成長にも終わりはなく、
③旅行も一緒に楽しめる
旅行好きな方は登山に向いています。
登山とは、山の上り下りをルートに加えた、アクティブな旅行です。
登山は前日の荷造りから始まっています。
旅慣れた旅行者の荷物が厳選されているように、
山に慣れた登山者の荷物も厳選されています。
大きなリュックを背負って電車を待つ、早朝の新宿のホーム。
乗り込んだ電車の窓の風景は、
高層ビルの都会から、のどかな田園へと変化していきます。
無事に山から下山したら、その足で温泉へ。
洗い場で体を洗って、汗まみれの体はつるつるに。
湯船に浸かれば、かたくなった身体がほぐされていきます。
日程に余裕があれば、その土地の民宿などに泊まるのもオツです。
疲れた身体を、まず風呂に入れて、汚れを落とし、
すっかり空腹になった状態で夕食を食べながら、ビールなど軽く飲み、
そのまま死んだように寝られるなど、この上ない幸せです。
朝起きて、前日に登った山を見上げるのも、またよいです。
[caption id="attachment_329" align="alignnone" width="1024"] 奥秩父の帰りに一泊[/caption]
番外編で、登山道具のすばらしさを紹介します。
- モノとしての魅力
- 災害時に役立つ
モノとしての魅力
登山道具の素晴らしさは、
不要を排し、必要を極めた、その機能美にあると考えてます。
[caption id="attachment_173" align="alignnone" width="768"] バーナーとマグカップ[/caption]
登山者の負担を減らすための軽量さ 悪天候でも機能する堅牢さ リュックのスペースをとらない収納性
必要なことだけにフォーカスする道具としての潔さは魅力的です。
中には値段のはるものもありますが、
長く使い続けられる物が多く、
災害時にも役立つ
- 雨をはじき デコボコの地面に強い登山靴
- どこでもお湯を沸かせる 小型のバーナーとガス缶
- 氷点下1度でも眠れる 軽量な寝袋
- 数年保存でき お湯を注げば15分で食べられるご飯
- どろ水を濾過して飲める 携帯型浄水器
これらは私のもっている登山道具の一部ですが、
登山用品を持つことは震災への備えになります。
震災時に、体育館などで避難生活をしている様子を、テレビなどで見ますが、
そんなとき登山道具があったらどれほど心強いことでしょう。
3.おすすめ書籍
登山の良さはわかったけど、
外出自粛で山にはでかけられない
そんな方にまず読んでみてほしい書籍を紹介します。
登山に興味をもったらまず読んでほしい一冊。
マンガ調なので活字が苦手な方でも大丈夫!
かわいらしいイラストで
登山の魅力をゆるく でもしっかりと学べます。
別シリーズもオススメ。
自称単独登山女子のOL主人公「日々野鮎美」が
美味しい食材をリュックに詰めて山に登る、人気登山マンガ。
登山をもっと身近に感じるためにおすすめの作品。
新作がでたら私は秒でポチリます(笑)
「山は最高の遊び場だ!」
登山計画の立て方から、山の「衣・食・住」
歩行術、危機管理術と 登山の一連の流れが学べる一冊。
所々にはさまる「コラム」がまた魅力的。
④最後に
いかがだったでしょうか?
苦しい思いをしてまで、ざわざわ山に登る人の理由が
1mmでも伝わったらうれしいです。
こんなにメリットのある登山ですが、
登山にはケガや遭難のリスクもあります。
もしはじめてみようと思ったら、事前に登山について勉強して、
初心者向けの山からはじめてみてください。
経験者と一緒だと更に良いですが、もし周りにいなければ
初心者向けの登山イベントやセミナーに参加するのもオススメです。
あなたも山が好きになりますように。