【都民/府民 必見】バックパック(リュック)キャンプの魅力5選とバックパックの選び方
「車を借りたり 運転してキャンプ場に行くことに抵抗がある」
「できるだけお金をかけずにキャンプを楽しみたい」
「キャンプの荷物準備やキャンプ場での撤収が大変。。」
こんな方々に向けて バックパック(リュック)キャンプの魅力を紹介します。
また魅力を紹介した後には どんなバックパックが良いか選び方も紹介します。
私ぺペロンですが、2020年に20回以上キャンプに行った中で9割はバックパックキャンプをしてきました。
私は「旅行」もバックパックスタイルですし、「山登り」でも背負いますので、それらの経験もふまえてお伝えできればと思います。
[caption id="attachment_2826" align="alignnone" width="1024"] 私のザックは一段左です。信号みたい(笑)[/caption]
どんな交通手段にも対応できる
バックパックキャンプというと電車やバスなどの公共交通機関を利用できるというイメージを持たれる方は多いと思います。
公共交通を利用できると、キャンプでの早起きや疲れがあるときに、移動しながら眠れるというのが大きなメリットです。
移動しながらスマホでいろいろ調べ物もできますし、都会から徐々に田舎に変わっていく、窓の外の景色をボーっと見ているのが個人的に好きです。
「車でキャンプに行く私には関係のない話ね」
そうでしょうか?
自宅にある車でキャンプ場に行くとしても、家にいるうちに荷物をバックパックにまとめてしまえば、あとはそれを車の後席にポンッと置いて出発できますよ。
飛行機を使って遠征キャンプをしたくなったとしても、バックパックを空港で預け荷物として渡せば、それで体はフリーです。
[caption id="attachment_2849" align="alignnone" width="300"] いざ北海道へ![/caption]
キャンプ場までのどんな交通手段にも対応できる「汎用性の高さ」が
バックパックキャンプのメリットの一つです。
地面がデコボコでも大丈夫
山登りをする人はみんなバックパックを背負って山に入ります。
その理由には 山は足場が悪いこと や 両手が自由に使える ことがあります。
キャンプ場と一言にいっても、整備が行き届いたキャンプ場から、ワイルドなキャンプ場まで様々です。
私は川原キャンプ場を利用することが多いのですが、石ころでデコボコの地面を、タイヤの小さなカートを引いて行き来するのは大変だと感じます。
[caption id="attachment_2937" align="alignnone" width="300"] 川原の地面は石だらけ[/caption]
その点、バックパックキャンプなら、あなたの足と靴さえあれば、そういった障害を乗り越えることができます。
逆に言うとバックパックキャンプでは 靴はきちんとした物を履いた方が良いです。
ご参考に私が現在履いているキャンプ用の靴はこちらになります。
[caption id="attachment_2854" align="alignnone" width="494"] mont-bell ラップランドストライダー[/caption]
アウトドアを想定したソールのついたシューズがオススメです。私が以前履いていた(5年以上愛用)サロモンのエックス ウルトラも良い靴でした。
※アウトドア靴は 実店舗で試し履きをしてから買うのがオススメです。
選ぶ力/考える力がつく
バックパックキャンプは当然ながら、一つのバックパックにキャンプ道具を納めなければいけません。
これを聞くと、
「車なら何でもドカドカ積めるのに、バックパックにしか入れられないなんて不便」
と思う方もいると思います。
そのとおりです。
クルマの半分以下の容量しか荷物を持てず、それを自分の足腰を使って背負わなければならない
のですから。
一見これはバックパックキャンプの一番のデメリットのように見えますが、同時に一番のメリットになりえると思っています。
理由は自分のキャンプに向き合って考える機会を与えてくれ、自分で物事を考える力を養ってくれるからです。
荷物を増やせば増やすほど、キャンプ場に持っていける贅沢品が増える一方、 背負わなければいけない荷物が増えて、負担が大きくなります。
かといって荷物を貧相(ひんそう)にしすぎれば「何が楽しくてキャンプに来ているのか」と言うことになりかねません。
この状況での一つの考え方は、
「本当に自分にとって大切な道具」を厳選してバックパックに詰めることで、
キャンプの楽しさと荷物の負担軽減を少しでも高いレベルで両立させる です。
この問いにコレという一つの正解はありません。人によってキャンプに求めるものが違うです。
しかし、この「自分だけの答え」を探す冒険ができるのがバックパックキャンプの面白さです。
「どの道具がより私を幸せにしてくれるか」を見つけるゲームなのです。あなただけのウォーリーを探してみましょう。
この考え方や流れはキャンプにとどまらず、人生の多くの場面で役立つスキルとなります。
一見めんどくさい事にこそ成長の機会が潜んでいるものです。
準備や撤収の負担が減る
キャンプの荷物準備や キャンプ後の撤収にうんざりしていませんか?
バックパックキャンプならこういった負担が軽減できます。これには大きく2つの理由があります。
①そもそも荷物が少ない
これまでの内容を見てくれた方ならわかる通り、バックパックキャンプは「荷物を厳選しながら キャンプでの幸せを最大にする」キャンプです
バックパックキャンプを繰り返していると「私の持ち物リスト」が自然と脳内にできてきます。それに従ってパッキングすれば、自宅でもキャンプ場でも、荷物の負担は減少するのです。
② 荷物運びの「往復」が発生しない
「キャンプサイト・マイカー間を カートで何往復もする」という風景はどこのキャンプ場でも見受けられますが、
この「荷物を持った往復」という事がバックパックキャンプでは発生しません。
荷物は、一つにまとめて、一度に運んで、はい終了! なのです。
お財布に優しい
「キャンプにかかわる出費を抑えたい」という場合にも、バックパックキャンプは味方になります。
具体的には以下にかかわる費用を抑えやすいためです。
・キャンプ用品代
車などに積むことに比べれば、バックパックに入れられる荷物にはスペース的な制約があります。
持っていけるキャンプ用品に制約があるため、バックパックを前提としてキャンプ用品を買う場合には良い意味での制約が働き、ドカドカ買うことを抑制できます。
バックパック本体や軽く小さめのテントなど、バックパックならではの出費はありますが、キャンプ用品トータルで見た場合には、用品代を抑えやすいです。
・交通費
電車やバスが発達した都市部に住んでいる人は、バックパックスタイルにすることで、公共交通を利用してキャンプに行くことができるので、移動費を抑えることができます。
ソロキャンプなど少人数であるほど、このメリットは受けやすくなります。
車を使う場合にはガソリン代だけでなく、高速代やキャンプ場での駐車料金もかかってくるので、都市部から出発する場合、バックパックキャンプのメリットを受けやすくなります。
まとめ
以上、バックパックキャンプの魅力を5つ紹介してきました。振り返ると、
・どんな交通手段にも対応できる バックパックなら電車やバスだけでなく、車にも飛行機にも対応できます
・地面がボコボコでも大丈夫 あなたの足はカートのタイヤより遥かにボコボコの地面に強いです。 両手をあけておくことで体のバランスを崩しても対処しやすくなります。
・選ぶ力/考える力がつく 持てる荷物の大きさと背負える重さの制約があるからこそ、「どんなモノを持つのが自分を幸せにできるか」を考えられるようになります。
・準備や撤収の負担が減る そもそも荷物が少ないうえに、荷物の移動が一度に済むので、 荷物の準備や撤収の負担が軽減されます
・お財布に優しい 持てる荷物に制約があることで、キャンプ用品をなんでもかんでも買うという事を防止できます。 都市部に住んでいる方は公共交通を利用することで移動費を抑えられます。
バックパックについて
バックパックキャンプの魅力について上記で紹介しましたが、
ここでは具体的なバックパック選びについてご案内します。
[caption id="attachment_2909" align="alignnone" width="495"] 私のバックパック オスプレー ケストレル38[/caption]
大きさ
キャンプ用のバックパックの大きさ(容量)は以下がオススメです。
L(リットル)で書かれると分からないという声があるかもしれませんが、
日帰り用の大きさはこれくらいです。
[caption id="attachment_958" align="alignnone" width="576"] 25L のリュック[/caption]
リュックと聞いてみんなが思い浮かべるような一般的なサイズです。
泊りキャンプ用はこれくらいのイメージです。
[caption id="attachment_2911" align="alignnone" width="660"] オスプレー イーサーAG70[/caption]
このクラスのサイズはぱっと見で「でかっ!」という印象になるかと思います。
私は上記のように70Lのバックパックを使っていますが、この経験を踏まえて、泊りキャンプ用でも60Lまでにしておいた方が良いと考えています。
バックパックが大きければ荷物をたくさん入れられて良さそうですが、
スペースがあると「あってもなくてもよいもの」を入れがちになり、結果的に「背負うのが重い…」という風になる恐れがあるためです。
選び方
ここでお伝えしたいことは一つです。
大きいバックパック(30L以上)は必ず試着してから買う事
この感覚は大きいリュックを持っていない人にはピンとこないかもしれませんが、
経験上30Lを超えてくると、リュックの重さ・バランスが体にダイレクトに効いてきます。
リュックが体に合っていないと、体のどこかを痛める恐れがあります。
一般的にリュックというと「背中に荷物を乗せる」ようなイメージかと思いますが、
大きなリュック(バックパック)を背負う感覚は「着る」もしくは「抱きつかれる」です。
バランスが悪く重いリュックに、抱きつかれっぱなしになることは、あなたの体を痛めるリスクがあるのです。
予算イメージ
バックパックを買ううえで想定した予算は以下の通りです。
「泊りキャンプ用 高っ!」と思われたのではないでしょうか?
バックパックをきちんと「着る」ためには、着ることを想定した物を検討する必要があります。
具体的なメーカー(ブランド)を参考に挙げると、
などの登山用バックパックを作っている所が良いかと思います。
これらは「石井スポーツ」や「好日山荘」「モンベル」東京都内であれば「さかいやスポーツ」などの店舗に足を運ぶのが良いと思います。
ポイントは 経験豊富な店員さんのアドバイスをもらいつつ試着する ことです。
重さをはかろう
最後に「自分に合ったバックパックを買えた」という前提で、
実際のバックパックキャンプに行く際に、意識すると良いことを紹介します。
タイトルの通り 荷物を入れた後のバックパックキャンプの身体測定をすることです。
[caption id="attachment_2925" align="alignnone" width="495"] 毎回 重さをはかります[/caption]
なぜ測るかというと少しでも軽くパッキングができるように意識をするためです。
毎回測ることで、荷物を入れ替えたときなどの重さの変化に敏感になることができ、
「これ本当に持っていく必要あるかな?」
と考える習慣がつくようになり、荷物の精度を高めることができます。
キャンプに限らず、旅行に行く際にも荷物を「測る」ことは有益なので、ご家庭に1つ持っておくことのがオススメです。
バックパック編 まとめ
バックパックの選び方について、最後に振り返ります。
大きさ ・日帰り用 : 20L~35L ・泊りキャンプ用:40L~60L
選び方 30Lを超えるような大きなものは試着をする
予算イメージ ・日帰り用(20L~35L) →5千円~2万円 ・泊りキャンプ用(40L~60L) →2万円~4万円
毎回重さを測る 荷物の要・不要への感度が高くなり バックパックの軽量化を実現しやすくなります 以上になります。
・冒頭から通しでここまで見てくださった方も ・バックパック選び編をみてくださった方も
ご覧いただきありがとうございました!