【初心者キャンパー 必見】キャンプ初心者 1年目の失敗5選
「キャンプをするのにどんなことを気をつけたらいいんだろ」
「キャンプ経験がない初心者だから 実際のキャンプが不安」
こんな初心者キャンパーに向けて、私が経験したの失敗の中から、みなさんに役立ちそうな物を5つに絞ってお届けします。
私ぺペロンは2020年から本格的にキャンプを始めたビギナーキャンパーです。2020年で20回以上キャンプを行った中で色々と失敗を経験していますので、厳選5つを紹介します。
両手をあけておかなかった
それはキャンプ場でのある夜のことです。
その時私はバンガローを借りていたのですが、そのキャンプ場ではバンガロー利用者は川原サイトも利用可能だったので、
私は川原で焚き火をした後に、川原より高い場所にあるバンガローに坂を登って帰る途中でした。
足元は暗かったのですが、面倒だったのでスマホをポケットから出して片手に持って、そのライトで照らしていました。もう片方の手にも荷物。私の両手はふさがっていました。
その坂の地面には、昼間でも陰になっていて、コケなどが生えているエリアがあったのですが、私はそれに気づかずにそこを踏んで、足を滑らせました。
スマホを傷物にしたくなかった私は、スマホを守るように倒れました。
両手を使わなかったため、ヒジを地面に打ちつけることになり、ヒジから流血することに。
どうしてあの時、両手をあけておかなかったのか、ヘッドライトをつけなかったのか。
ヒジの傷は皮膚がえぐれるように深く入り、治るのに一週間以上かかることになりました。
キャンプは自然の中で行うもの。 都会のように歩きやすい地面ばかりではありません。両手はいつもあけておくようにしましょう。
↑ 単3一本で使える老舗ジェントスのヘッドライトです。ヘッドライトは災害時にも味方になりますので、買っておいて損はありませんよ。
出発前に電池を確認しなかった
これは私が何回かやらしている失敗です。 キャンプをする上において、以下の2つは無くてはならないものです。
- スマホ
- ライト
私の失敗には以下の2つがあります。
① 電池サイズを間違えて持ってきた
このミスを私が起こしたのは、当時私が持っていた2つのヘッドライトの、
片方は単3電池、もう片方が単4電池を使用するタイプだった為です。
出発前夜の荷物準備を(飲み会から帰宅した後に準備)バタバタとしたせいで、荷物に入れる電池を間違えました。
テント設営後に、ヘッドライトの準備をしている時に、電池が合わないことに気づきゾッとしました。
この時は、同行者の予備電池を貸してもらえ難を逃れましたが、
この事件後、私は片方のヘッドライトを買い替えて、2つのヘッドライト電池の規格を統一しました。
② スマホケーブルを間違えて持ってきた
このブログを見る事ができるような あなたには スマホは無くてはならない物じゃないか思います。
キャンプ場では基本的に電源はありませんので、泊りキャンプに行く際には、モバイルバッテリーを持っていく事になるのですが、
このスマホとバッテリーとの差し込み口の形状にあわないケーブルを持っていったことがあります。
一般的にメジャーな差し込み口の形状には、
①USB Aタイプ(PCなどについている定番) ②マイクロUSB Bタイプ(最近減ってきたかな) ③USB Cタイプ(今を時めく 表裏のないできるヤツ) ④ライトニング(iPhoneといったらコレ)
があります。
この①~④のいずれかが スマホ側とモバイルバッテリー側についているわけですが、
これらの形状の組み合わせと異なったケーブルをキャンプ場に持ってきて、
いざ寝る前に充電しようと思ったらできない という事が起こったわけです。
キャンプ場の近くにいつも、ケーブルなどを売っているコンビニなどがあるわけではないので、ケーブルの間違いにはお気をつけください。
↑ こういった複数の差し込み口に対応したモバイルバッテリを買っておけば、スマホ充電の問題はクリアできますね。
手袋をせずに作業をした
キャンプですべての人が焚き火をするわけではありませんが、
私は焚き火が好きなので、薪を割るためにナイフを持っています。
[caption id="attachment_3003" align="alignnone" width="169"] モーラナイフ[/caption]
もともとナイフを使う際には、手袋をして作業をするようにしていました。
当時私が手袋をする一番の理由は、手のひらの疲労を減らすためでした。
「バトニング」というナイフを使って薪を割る方法があるのですが、このバトニングをずっとやってると手のひらが疲労するんですよね。
しかし、毎週のようにキャンプに行く中で、いつしか手袋をしなくなっていました。
「いちいちつけるの めんどくさい」
という感じでした。
その日は、キャンプ場で寝て起きた朝で、寒かったので薪を割って火をおこそうとしていました。
私がナイフを鞘(サヤ)から出そうとした時に、痛みが手を走りました。
表面の裂けた左の人差し指が、その後どうなるか予想するのは簡単でした。
すべてのキャンパーがナイフを使って焚き火をするわけではありませんが、何か作業をするときは手袋をすることをオススメします。
「そんなの当たり前じゃん」 とお思いかと思います。手を切る前の私も同じことを思ったでしょう。
しかしこの痛い経験をして改めて 「作業するときは手袋をしよう」とお伝えしたいです。
↑ 私の使っている手袋です。分厚いので細かい作業には向きませんが、
手を火に近づけざるをえない時や、手のひらが衝撃を受け続ける(斧やナイフ使用時)際にオススメです。
救急セットを持っていかなかった
先ほどの「ナイフで指を切った話」には続きがあります。この時、私は救急セットを持ってきていなかったのです。
私は山登りをすることもあり、「ファーストエイドキット」と呼ばれる救急セットを持って行っていたため、キャンプにも同じように持って行っていました。
しかし、この時は救急セットを持ってきていませんでした。理由は「救急セットなんて、持って行ってもどうせ使わないから 荷物を減らすために自宅に置いていこう」
と考えて、わざと持ってきていなかったのです。
手のひらからあふれる血液を止めるために、私は急いでトイレに向かいました。
トイレットペーパーを一定量とり、それを傷口に押さえつけ続けたのです。
血が完全に止まるには10分以上かかりました。
その間、私はただ紙を押え続けながら呆然(ぼうぜん)とするしかありませんでした。
「ティッシュと絆創膏さえ手元にあったなら…」と思いながら。
自然の中で行うキャンプではいつケガをするかわかりません。最低限の救急セットは持っていくようにしましょう。
「自在金具」を自在に使えていなかった
ここまで4つ、比較的ヘビーな内容をお伝えしてきましたが、最後はそれほど重くはないと思いますので、気楽にご覧ください。
最後の失敗は、テントやタープを張る時に、ロープの長さを簡単に調整できて便利な「自在金具:じざいかなぐ」を正しく使えていなかった事です。
[caption id="attachment_3022" align="alignnone" width="660"] この赤い金具が自在金具です。他にも色々なタイプがあります。[/caption]
私は山登りでもテントを使うため、山岳用テントをキャンプでも使っているのですが、
「石」を使ってテントの紐(ガイロープ)を固定する楽(ラク)を覚えてしまって、
本来の自在金具を使ってロープを張るやり方というのをやってきていませんでいた。
[caption id="attachment_3025" align="alignnone" width="1024"] 石ころ を全開に使っていくスタイル[/caption]
「ペグ」という地面に刺す為の大きなクギ がうまく刺さなかった時のために、
「ペグ代わりに石を使う」というのもやり方の一つではあるのですが、
石を「どっこいしょ」と持って移動させないと、ロープの張りを調整できないので、少し大変です。
自在金具をきちんと使うキッカケとなったのは、「ロープワーク」を覚えようと色々と勉強している中で「そういえばロープについてる自在って…」と思い出したという事なのですが、
自在は正しく使えると 片手だけでロープの長さと張りを調整できる のでとっても便利です。
私のそもそも自在金具を正しい状態でロープにつける事すらできていませんでした。
※以下のようなロープの通り方が、自在金具がきちんと機能する状態です。
自在金具を使わないロープ張りは ネットに繋がらないスマホのようにもったいない状態です。
あなたの持っているキャンプ用品の「正しい使い方」を再確認してみると、良い発見があるかもしませんよ。
まとめ
キャンプ1年生の私がした失敗を5つ紹介してきました。
1 両手をあけておかなかった キャンプの地面は、都会のように平らで歩きやすいとは限りません。「リュック」や「ヘッドライト」を活用して、いつでも手が使えるようにしましょう
2 出発前に電池を確認しなかった 単3電池、単4電池、充電ケーブルの形状。 ライトやスマホがキャンプ場で使えるように、荷物準備でしっかり確認しましょう
3 手袋をせずに作業をした 「面倒くさい」と思ってもつけてから作業しましょう。傷を治すのはもっと面倒くさいです
4 救急セットを持っていかなかった 救急セットは必ず持っていきましょう。持病がある方はその薬もお忘れなく
5 自在金具を自在に使えていなかった 自在金具に限らず、自分の持っている道具を正しく使えているか振り返ってみましょう
一言でいうと「まぁ いっか」という油断や慢心が失敗を招きます。ほどよい緊張感を持ちつつ キャンプをエンジョイしていただければと思います。
以上ここまでご覧いただきありがとうございました!